フランソワ・クリュゼ
フランス・パリ出身。18歳で高校を退学して、演劇学校に通う。80年「Coctail Molotov(原題)」で長編映画デビューを果たし、「殺意の夏」(83)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の助演男優賞にノミネートされる。以降、クロード・シャブロル監督の「主婦マリーがしたこと」(88)、「愛の地獄」(94)、「最後の賭け」(97)などで実力を示す一方、ロバート・アルトマン監督の「プレタポルテ」(94)や、ローレンス・カスダン監督の「フレンチ・キス」(95)といったアメリカ映画にも出演する。06年「唇を閉ざせ」でセザール賞主演男優賞を受賞し、フランスで名実ともにトップクラスの俳優となる。「最強のふたり」(11)は東京国際映画祭の最高賞サクラグランプリに選ばれ、クリュゼも共演のオマール・シーとともに最優秀男優賞を受賞した。