一流レストランの元シェフ&移民の若者たちが、おいしい料理で未来を変える! 「ウィ、シェフ!」予告
2023年4月4日 16:00

一流レストランの元シェフが、強制送還寸前の移民の若者たちに調理を教えるフランス映画「ウィ、シェフ!」の日本版予告編と場面写真がお披露目。映像では、少年たちが抱えるそれぞれの事情が垣間見える。

予告編の冒頭で、一流レストランでスーシェフを務める女性カティは、シェフと大ゲンカして店を飛び出す。やっとのことで見つけた新しい職場は、移民の少年たちが暮らす自立支援施設で、まともな食材も調理器具もない。不満を訴える彼女に、施設長ロレンゾは、「子どもたちをアシスタントにしてはどうか」と提案する。


それぞれ帰国できない事情を抱え、料理に関しては全くの素人、そしてフランス語も苦手な少年たち。「18歳までに就学できないと強制送還だ」「この国で働いて、故郷にお金を送りたい」という、切実な訴えが続く。「彼らを送還させたくない」というロレンゾの思いも背負い、カティは料理を通して少しずつ、少年たちと心を通わせる。彼らのために、自分にできることを探していたカティは、リアリティ番組「ザ・コック」への出場を決意。おいしい料理で勝負をかけた彼らの戦いに胸が高鳴る。

場面写真には、カティが料理に熱中する姿や、少年たちが料理を学ぶ生き生きとした様子を活写。あわせて、魅惑の料理の数々も切り取られている。
人付き合いが苦手なカティ役は、「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のオドレイ・ラミー。「最強のふたり」のフランソワ・クリュゼが、少年たちを見守るロレンゾを演じる。監督は、クエンティン・タランティーノ、クリストファー・ノーラン、マーティン・スコセッシら大物監督の下で助監督を経験し、移民大国フランスが抱える深刻な問題を社会派コメディとして発表してきた新鋭ルイ=ジュリアン・プティ(「社会の片隅に」)。実在のシェフ、カトリーヌ・グロージャンをモデルに物語を構築し、実在の支援施設からスカウトされた移民の少年たち40人が出演している。
「ウィ、シェフ!」は、5月5日から東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
(C)Odyssee Pictures - Apollo Films Distribution - France 3 Cinéma - Pictanovo - Elemiah- Charlie Films 2022
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