ターセム・シン
インド出身。インドの名門校ビショップ・コットン・ボーイズ・スクールを卒業後、渡米し、ハーバード大学でビジネスを、カリフォルニアのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで映像制作を学ぶ。
大学卒業後からMV監督の仕事に就き、ロックバンド「R.E.M.」の楽曲「Losing My Religion」 のMVでMTVビデオ・ミュージック・アワードの最優秀ビデオ賞など6部門を受賞。並行してCM監督としても活躍する。
視覚技術を駆使したスリラー「ザ・セル」(00)で長編映画監督デビュー。24カ国以上でロケーション撮影した「落下の王国」(06)や、「インモータルズ 神々の戦い」(11)、「白雪姫と鏡の女王」(12)、「セルフレス 覚醒した記憶」(15)など幅広いジャンルの作品でメガホンをとる。2012年に他界した衣装デザイナーの石岡瑛子とは、「ザ・セル」から「白雪姫と鏡の女王」までの4作で毎回タッグを組んだ。近年の監督作にドラマシリーズ「エメラルドシティ」(17・10エピソード)、レディ・ガガの楽曲「911」(20)のMVなど。