セルジ・ロペス
スペイン、バルセロナ郊外出身。舞台芸術を学ぶため渡仏し、1991年にマニュエル・ポワリエ監督作「ニノの空」(97)のオーディションで主演の座を射とめる。以降、同監督作で次々に主人公を演じ、母国に先駆けてフランスで注目を獲得。
ベントゥーラ・ポンス監督作「Caricies」(97)でスペイン映画界にも知られるようになり、ハビエル・バルデム主演のスペイン映画「Entre las piernas」(99)などに出演する。「ハリー、見知らぬ友人」(00)でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞。「堕天使のパスポート」(02)や「パンズ・ラビリンス」(06)で悪役を怪演する一方、「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」(03)などコメディ作品でも活躍。
その他の出演作に菊地凛子と共演した「ナイト・トーキョー・デイ」(09)、フランソワ・オゾン監督作「Ricky リッキー」(15)、アリーチェ・ロルバケル監督作「幸福なラザロ」(18)、ウッディ・アレン監督作「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(20)など。