スサンネ・ビア
デンマークを代表する女性映画監督。80年代後半から映画に携わり、「Freud flyttar hemifran... (原題)」(91)で監督デビューを果たす。ラース・フォン・トリアー監督が提唱する「ドグマ95」を踏襲して制作した「しあわせな孤独」(02)でトロント国際映画祭の国際批評家賞を受賞するなど、注目を集める。「ある愛の風景」(04)はサンダンス映画祭で観客賞を受賞。同作は、09年にジム・シェリダン監督が「マイ・ブラザー」としてリメイクする。「アフター・ウェディング」(06)でアカデミー外国語映画賞に初ノミネートされた。これがきっかけとなり、ハリウッドに招かれて「悲しみが乾くまで」(07)を監督する。デンマークに戻って製作した「未来を生きる君たちへ」(10)でアカデミー外国語映画賞を受賞した。