ニル・ベルグマン
イスラエル出身。エルサレムのサム・スピーゲル映画テレビ学校を1998年に卒業する。「ブロークン・ウィング」(02)で長編映画監督デビューし、同作でベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞、東京国際映画祭サクラグランプリを受賞。平和運動家デビッド・グロスマンの小説を映画化した長編第2作「僕の心の奥の文法」(10)で、2度目の東京国際映画祭サクラグランプリ受賞を果たした。監督・共同脚本を手がけたTVシリーズ「イン・トリートメント」(08~10)はイスラエルで大ヒットを記録し、HBOでリメイクされた。以降はクリエイター、脚本家としてイスラエルのみならずセルビアやオランダのTVドラマ制作にも携わる。自閉症スペクトラムの息子とその父の逃避行を描いた「旅立つ息子へ」(20)はカンヌ国際映画祭に出品された。母校サム・スピーゲル映画テレビ学校で教鞭を執る。