阪本順治
58年10月1日、大阪府生まれ。横浜国立大学在学中に、石井聰亙監督作「爆裂都市/BURST CITY」の美術担当として映画界入り。川島透監督らの助監督を経て、89年に元プロボクサーの赤井英和を主演に据えたボクシング映画「どついたるねん」で監督デビュー。同作でブルーリボン賞最優秀作品賞をはじめとした多くの映画賞を受賞し、一躍注目を浴びる。その後もコンスタントに作品を撮り続け、00年に手掛けた藤山直美主演の人間ドラマ「顔」で日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか映画賞を総なめ。骨太な人間ドラマには定評があり、ベストセラー小説を映画化した海洋アクション大作「亡国のイージス」も話題を呼んだ。