フィービー・ウォーラー=ブリッジ
英ロンドンの名家の出身で、BBCアナウンサーだった祖父をもつ。ロンドン王立演劇学校(RADA)卒業後、2007年から舞台俳優として活動。俳優仲間と旗揚げした劇団「DryWrite Theatre Company」で芸術監督を務め、09年からTVドラマに出演する。
11年「アルバート氏の人生」で長編映画に初出演し、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」にも参加。脚本と主演を兼ねて12年にロンドン・ストーリーテリング・フェスティバルで披露した舞台「Fleabag」で手応えを摑み、製作・脚本・出演を兼ねたTVコメディ「クラッシング」(16)を経て、TVシリーズ版「Fleabag フリーバッグ」(16~19)で世界的なブレイクを果たす。
製作総指揮と脚本を兼ねた「キリング・イヴ Killing Eve」(18~22)でも高い評価を獲得し、「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」(21)の脚本チームにも参加した。
俳優としての映画参加作品には、ドロイドのL3-37役を務めた「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(18)や「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(23)などがある。姉のイソベル・ウォーラー=ブリッジは作曲家で、「Fleabug」の音楽も手がけた。