奥山大史 : ウィキペディア(Wikipedia)
奥山 大史(おくやま ひろし、1996年2月27日 - )は、日本の映画監督、脚本家、CMプランナーである。東京都出身。映画美学校、青山学院大学総合文化政策学部卒業。
来歴
青山学院大学在学中、NHKで放送された『岩井俊二のMOVIEラボ』で聴講生として出演し、番組内で制作した短編作品が岩井俊二、堤幸彦、是枝裕和から高評価を受けたのをきっかけに映画美学校に通い、本格的に映画制作を学ぶようになる。
2019年、大学の卒業制作として初めて手掛けた長編映画『僕はイエス様が嫌い』がスペインのサンセバスチャン国際映画祭に出品され、史上最年少で最優秀新人監督賞を受賞した。国際映画祭への出品は字幕を付けるのに100万円、最終的に制作費は500万ほどかかり、自身が働いて貯めた資金では足りず借金をして調達をしたが、賞を受賞して賞金が出たため借金は完済する事が出来た。「映画を作れる会社」を視野に入れながら就職活動をし、大学卒業後は広告代理店に就職する。
2024年、『ぼくのお日さま』で商業映画デビューを果たす。
監督作品
映画
- 僕はイエス様が嫌い(2018年) - 監督・撮影・脚本・編集
- ぼくのお日さま(2024年) - 監督・撮影・脚本・編集
広告
- 資生堂「touching」(2021年) - 監督
- HERMÈS「HUMAN ODYSSEY」(2021年) - 総監督・監督・撮影・企画
ドラマ
- Netflix「舞妓さんちのまかないさん」 第5話・第6話・第7話(2023年/第5話のみ是枝裕和との共同監督回) - 監督・脚本・編集
- NHK「ユーミンストーリーズ」『春よ、来い』(2024年/主演:宮﨑あおい) - 監督
ミュージックビデオ
- AI美空ひばり「あれから」(2019年) - 監督・撮影・編集
- 森七菜「スマイル」(2020年) - 監督・撮影・編集
- 乃木坂46「僕は僕を好きになる」(2021年) - 監督
- Foorin「パプリカ-あしたにたねをまこう!バージョン」(2021年) - 監督
- 米津玄師「地球儀」(2023年) - 監督・撮影・編集
ショートムービー
- Tokyo 2001/10/21 22:32〜22:41(2018年) - 監督・撮影・脚本
撮影作品
広告
- GU「ROMANTIC TOUCH COLLECTION」(2017年)
- LOFT 「好き」(2017年)
ミュージックビデオ
受賞歴
- 第66回サンセバスチャン国際映画祭最優秀新人監督賞
- 第29回ストックホルム国際映画祭最優秀撮影賞
- 第19回ダブリン国際映画祭最優秀撮影賞
- 第11回TAMA映画賞最優秀新進監督賞
- 第3回マカオ国際映画祭スペシャル・メンション
出演
TV
- 「news zero」(日本テレビ、2018年10月8日)※「zero カルチャー」にて特集
- 「奥山大史の映画の作り方 〜短編出演:大竹しのぶ 特別対談:玉城ティナ〜」(TOKYO MX、2019年9月27日)
新聞
- 「産経新聞」(2018年11月9日)インタビュー掲載
ラジオ
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/21 00:47 UTC (変更履歴)
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