甲本雅裕
岡山県岡山市出身。大学卒業後、アパレル会社に就職したが、俳優の仕事に興味を持ち会社を退職して上京。同郷の俳優・梶原善に頼まれ三谷幸喜主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」の公演の準備を手伝ったのをきっかけに、同劇団に入団。89年の「天国から北へ3キロ」で初舞台を踏み、94年に劇団が“充電”と称して活動を休止するまで在籍した。その後は、大ヒットTVドラマ「踊る大捜査線」シリーズ(98~12)で活躍し、劇場版にも登場。同シリーズの本広克行監督がメガホンをとった映画「スペーストラベラーズ」(00)や「サトラレ sato;ra-re TRIBUTE to a SAD GENIUS」(01)などに出演し、三谷監督作「ザ・マジックアワー」(08)にも参加した。近年では錦織良成監督作の常連になっている。その他の映画出演作に、「リンダ リンダ リンダ」(05)、「花のあと」(10)など多数。映画だけでなくTVドラマでもバイプレイーやーとして活躍している。ロックバンド「ザ・ブルーハーツ」「ザ・クロマニヨンズ」などのボーカルとして知られるミュージシャンの甲本ヒロトは実兄。