セバスティアン・レリオ
チリ映画学校を卒業後、短編映画を数本監督し、2005年の「La Sagrada Familia(英題:The Sacred Family)」で長編監督デビュー。続く「Navidad(英題:Christmas)」(09)はカンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映、パブロ・ララインが製作を務めた「デストロイ8.8」(11・日本劇場未公開)はロカルノ国際映画祭に出品された。長編第4作「グロリアの青春」(13)では、主演のパウリーナ・ガルシアをベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)に導いた。トランスジェンダー女優のダニエラ・ベガを主演に迎えた「ナチュラルウーマン」(17)では、ベルリン映画祭の脚本賞(銀熊賞)をゴンサロ・マサとともに受賞し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートを果たした。17年、自身初の英語作品となるレイチェル・ワイズ主演作「Disobeidence(原題)」でアメリカに進出、続いて「グロリアの青春」をジュリアン・ムーア主演で自ら英語リメイクした。