デイミアン・チャゼル
名門ハーバード大学在学中に卒業制作としてミュージカル映画「Guy and Madeline on a Park Bench(原題)」(09)を監督する。大学卒業後、高校時代の実体験をもとに、若きドラマーと鬼教師の物語「Whiplash」の脚本を執筆。同作にほれ込んだジェイソン・ライトマンのもとで短編映画化し、サンダンス映画祭アメリカ短編映画審査員賞を受賞する。これを足がかりに自らのメガホンで「セッション」(14)として長編映画化。サンダンス映画祭でグランプリと観客賞に輝き、第87回アカデミー賞でも3部門を受賞、自身も脚色賞にノミネートされた。続くミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(16)は、第89回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞を含む14ノミネートを記録、史上最年少32歳39日での監督賞受賞を果たしたほか、6部門で受賞した。そのほか、映画「グランドピアノ 狙われた黒鍵」(13)、「10 クローバーフィールド・レーン」(16)の脚本を担当している。