ライアン・クーグラー
米カリフォルニア州オークランドで生まれ育つ。南カリフォルニア大学映画芸術学部在学中に監督した短編映画が様々な映画賞で高く評価され、中でも卒業する年に制作した「Fig」(2011)は全米映画監督組合学生映画賞などを受賞した。2009年に起きた鉄道警察による黒人青年の射殺事件を題材にした脚本「Fruitvale」で、サンダンス・インスティテュートのスクリーンライターズ・ラボに参加し、この脚本をもとに自らメガホンをとった「フルートベール駅で」(13)で長編監督デビューを果たす。同作はサンダンス映画祭でグランプリと観客賞の2冠を獲得し、第66回カンヌ国際映画祭ある視点部門のフューチャーアワードなど数々の賞に輝く。続いて、シルベスター・スタローンの代表作「ロッキー」シリーズの新章となる「クリード チャンプを継ぐ男」(15)でも、脚本・監督を務めた。