オプラ・ウィンフリー

米ミシシッピ州出身。シングルマザーの貧しい家庭に育つ。高校生の頃からラジオ番組に出演し、19歳で地方ニュースの仕事を経験した後、昼間のトーク番組「People Are Talking」（78）の司会を務める。1984年に放送を開始した冠トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」（～11）は高視聴率を獲得し、米トーク番組の最高峰としてデイタイム・エミー賞をはじめ数々の賞を受賞。85年、スティーブン・スピルバーグ監督作「カラーパープル」で女優として映画デビューし、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。以降、「大統領の執事の涙」（13）や「グローリー　明日への行進」（14）、「A Wrinkle in Time（原題）」（18）などに出演し、アカデミー作品賞候補となった「プレシャス」（09）では製作総指揮を務めた。11年、「オプラ・ウィンフリー・ショー」の終了にともない、TV局OWNを自ら開局。子ども時代に受けた性的暴力や、10代での妊娠・死産などを公表し、女性たちのオピニオンリーダーとして活躍する。18年、ゴールデングローブ賞で功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を黒人女性で初めて受賞した。