エディ・アルバート
米イリノイ州出身。少年時代は新聞配達で家計を支え、ミネソタ大学を卒業後、サーカスの空中ブランコ乗りを経て俳優に転身する。1933年にニューヨークに居を移してラジオ番組の司会などを務め、ブロードウェイでも活躍。
30年代後半には数々のTVドラマで主演を務め、36年には(舞台のTVドラマ化でなく)TV番組のために製作された初の生放送ドラマ「The Love Nest」で脚本と主演を兼ねるなど、 TV黎明期の花形俳優となった。
38年、舞台の映画化「Brother Rat」でスクリーンデビュー。「ローマの休日」(53)でアカデミー助演男優賞に初ノミネートされ、「攻撃」(56)や「史上最大の作戦」(62)などを経て「ふたり自身」(72)で再び同賞にノミネートされた。
TVコメディ「農園天国」(65〜71)でも人気を博す。晩年はアルツハイマー病を患い、05年、肺炎のためカリフォルニアにて99歳の生涯を閉じた。