アンナ・カリーナ
デンマーク・コペンハーゲン出身。モデルとしてキャリアをスタートし、1960年にジャン=リュック・ゴダール監督の「小さな兵隊」に主演し、61年にゴダール監督と結婚。「女は女である」(61)で、第11回ベルリン国際映画祭の女優賞を受賞した。64年にはゴダールと共同で映画製作会社「アヌーシュカ・フィルム」を設立。65年にゴダール監督とは離婚したが、「はなればなれに」(64)、「アルファヴィル」(65)、「気狂いピエロ」(65)など67年まで数多くの作品に出演し、ヌーベルバーグのミューズとして知られた。アニエス・バルダ、ルキノ・ビスコンティ、ライナー・ベルナー・ファスビンダー、ジョナサン・ドゥミら名匠たちとの仕事のほか、舞台女優や歌手としても活躍した。2019年12月、ガンのためパリで死去、79歳だった。