キャサリン・マーティン
オーストラリア・シドニー出身。オーストラリア国立演劇学院(NIDA)在学中、バズ・ラーマンが主宰する劇団にデザイナーとして雇われ、以降、ラーマンが監督する映画や演出する舞台で20年以上にわたり衣装デザインやプロダクションデザインを担当する。ラーマンの初監督映画「ダンシング・ヒーロー」(92)では、オーストラリア・フィルム・インスティテュート(AFI)賞の最優秀プロダクションデザインと最優秀衣装デザイン賞を受賞した。「ロミオ&ジュリエット」(96)でアカデミー美術賞に初ノミネートされ、「ムーラン・ルージュ」(01)ではアカデミー美術賞と衣装デザイン賞を受賞。「華麗なるギャツビー」(14)でも同じく2冠に輝いた。その他、04年にニコール・キッドマンが出演したシャネルの香水「No.5」の短編映像でもデザイン全般を担当した。デザイナーの仕事以外にも、ファブリックを扱うビジネスを展開している。