アン・ダウド
米マサチューセッツ州出身で、祖父はメジャーリーガーとして活躍したキップ・ダウド。1978年の大学卒業後、シカゴを拠点とするデポール大学付属演劇学校のオーディションを受けて合格し、演技の芸術修士(MFA)を取得する。シカゴの劇場で舞台俳優として活動した後、88年にニューヨークに転居。「グリーン・カード」(90)で映画に初出演し、トム・ハンクスがアカデミー主演男優賞を受賞した「フィラデルフィア」(93)への参加を経て、「ゴールデンボーイ」(98)や「終わりで始まりの4日間」(04)、「ベティ・ペイジ」(06)などで主人公の母親役を多く演じる。
サンダンス映画祭でプレミア上映された「コンプライアンス 服従の心理」(12)の演技でインディペンデント・スピリット賞の助演女優賞にノミネートされた。以降の出演作に「ヘレディタリー 継承」「ナンシー」(ともに18)、「対峙」(21)、「エクソシスト 信じる者」(23)など。