ジェレミー・ハウンとジェイソン・A・ハーレーによる同名のコミックシリーズを原作に、「SHOGUN 将軍」「一流シェフのファミリーレストラン」「エイリアン アース」などで知られるディズニー傘下の米FXが製作し、その衝撃的な内容から18+(18歳以上の視聴者のみに視聴が制限されているコンテンツ)に指定されている。
そんな本作を手がけるのが、エミー賞に6度輝く米ドラマ界の最重要人物、ライアン・マーフィ。そこで、脚本家、監督、エグゼクティブプロデューサーと多彩に活躍するマーフィが生み出した“必見”10作品をピックアップ。紹介した作品は全て、ディズニープラスで配信されている。

かつての輝きを失ったグリークラブで、負け犬のレッテルを貼られた、地味でサエないの生徒たちが、顧問とともに歌とダンスを通して成長する、涙あり、笑いありの感動青春ストーリー。80年代ポップスを中心に、誰もが知るヒット曲を物語に合わせて、新アレンジで披露し、その見事なパフォーマンスは、実際に全米ツアーが開催されるほどの人気を博した。

不気味な収容施設や魔女の集会、旅芸人の見世物小屋、幽霊の出るホテルなど、シーズンごとにキャラクターや舞台、テーマや時代設定が変わるだけでなく、過去シーズンに出演した俳優陣が異なる役柄で再登場する、斬新なアプローチで世界中の視聴者を魅了するアンソロジー形式のホラードラマシリーズ。
●3.「フュード 確執 カポーティ vs スワン」

実話をもとに、天才作家
トルーマン・カポーティと、スワン(白鳥)と呼ばれた美しきセレブ妻たちの戦いをスキャンダラスに描いた、裏切りと復讐の物語。「私たちがニューヨークを世界の中心にした」と豪語するスワンたち。一方、カポーティ(
トム・ホランダー)は彼女たちの秘密を小説として発表する。手を組んだスワンたちが仕掛ける冷血な報復とは?

1980年代、アンダーグラウンドのボール(舞踏会)・カルチャーに注目を寄せられたニューヨーク。LGBTQ+の若者たちは、母親代わりの「マザー」の元に集まり、「ハウス」と呼ばれるコミュニティで共同生活を送り、ダンスホールに集まっては、ファッションとパフォーマンスで競い合っていた。
トランスジェンダーにスポットを当て、キャスト、スタッフにも数多くの当事者を起用。トランスジェンダーの黒人女性を主人公に迎え、ドラマ界に革新をもたらした。彼女たちが生み出すゴージャスでクールな世界観と、心に響く濃密な人間ドラマが見どころだ。

緊急救命の最前線を描く一話完結レスキュー・アクション「
9-1-1 LA救命最前線」のスピンオフ。ローン・スター・ステイトの別名を持つテキサス州、オースティンを舞台に、9.11のマンハッタンの消防署で唯一の生存者オーウェン(
ロブ・ロウ)が、同じような悲劇が起こり閉鎖された消防署の再建に尽力する。
テキサスならではの自然災害による事故、常軌を逸した事件など、9-1-1番から始まる過酷なミッション、そして、二転三転する最前線での救出劇。そして、隊員同士の衝突と友情、家族愛など繊細なヒューマンドラマも見せ場になっている。

身の毛もよだつ凶悪犯罪が、小さな町のコミュニティを揺るがす。捜査にあたるロイス刑事(
ニーシー・ナッシュ)は、娘とのぎくしゃくした関係、長期入院中の夫、そして彼女自身の内なる悪魔と格闘しながら、事件の真相に近づこうとするが、手がかりはつかめないまま。
思い悩む彼女は、修道女で「カトリック・ガーディアン」紙のジャーナリストであるシスター(ミカエラ・ダイアモンド)の助けを受け入れる。世界が悪に屈しつつあることを恐れるロイス、それでも人間の善なる能力を信じているシスター。ふたりは次第に不穏な闇にのめり込んでいく。

MRIを完備した豪華クルーズ船、オデッセイ号を舞台に、船上で起こる予想外のトラブルに立ち向かう医療チームの奮闘を描いた、スリリングで華やかな1話完結の医療ドラマ。過去にパンデミックで生死の境をさまよった、腕利きの新任医師マックス(
ジョシュア・ジャクソン)を中心とした、個性豊かな船上スタッフたちが、外界から断絶された船内で繰り広げる、複雑な人間模様が見どころだ。
また、独身貴族や新婚カップル、整形手術を受けた人々など、エピソードごとに客層が変わり、その都度、予想外の展開が待ち構えている点も飽きさせない。

スタジオに観客を入れた、伝統的なシットコムの収録スタイルが、いまでは逆に新鮮。資産家の母親シビルを演じた
リンダ・ラビンが24年12月に亡くなり、本作が最後の主演ドラマとなった。全10話中、ラビンは7話までの撮影に参加していた。

華やかな離婚弁護士の活躍を描くリーガルドラマ。有能な女性離婚弁護士チームが、男性優位の事務所を去り、自分たちの熱意で事務所を開業し、運命を左右する別れ、スキャンダラスな秘密、移ろいゆく忠誠心など、さまざまな事案を乗り越えていく。金がものを言い、愛が戦場となるシビアな世界で、彼女たちはゲームの参加者から、その世界を変える“ゲームチェンジャー”となっていく。
主演を務める
キム・カーダシアンは、弁護士の父親に憧れ、2021年に司法試験の予備試験に合格。本作では、自身も離婚調停真っ只中の離婚弁護士という難役に挑んだ。
●10.「ザ・ビューティー 美の代償」
国際的なスーパーモデルが、次々と怪死する事件の真相を突き止めるため、パリに派遣されたFBI捜査官のクーパー・マドセン(
エバン・ピーターズ)とジョーダン・ベネット(
レベッカ・ホール)は、人々を完璧な肉体へと変ぼうさせる性感染症ウイルスの存在にたどり着く。
その背後にいるのは、ザ・コーポレーションと呼ばれる巨大テック企業のカリスマ(
アシュトン・カッチャー)。ビューティーと呼ばれる秘薬を開発した彼は、自らが築いた巨大な富の帝国を守るためなら手段を選ばず、凄腕の暗殺者“ザ・アサシン”(
アンソニー・ラモス)を放って捜査官たちに牙をむいていた。