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【地上波初放送】「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」あらすじ、キャラクター、関連作品、タイトルに込めたメッセージは?

2025年12月29日 18:00

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「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」
(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ジェームズ・キャメロン監督のSFスペクタクルシリーズ最新作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」の公開を記念し、本日12月29日午後7時から、シリーズ第2弾「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が、フジテレビ系で地上波初放送される。

全世界歴代興行収入ランキング(※Box Office Mojo調べ)で1位を記録した「アバター(2009)」の続編として2022年に公開された本作は、同ランキングで3位にランクイン。第95回アカデミー賞の作品賞を含む計4部門でノミネートされ、視覚効果賞を受賞するなど話題を呼んだ。この記事では、あらすじ、キャラクター、独自の考察、関連作品を通し、作品の魅力に迫る。

画像2(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
※本記事には、「アバター(2009)」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」(どちらもディズニープラスで配信中)に関するネタバレが含まれています。未見の方は、十分ご注意ください。

<目次>
【あらすじ】
【キャラクター/キャスト】
【考察:タイトルに込められたメッセージとは?】
【関連作品】

画像3(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【あらすじ】
前作から10年後、人間の体を捨てて先住民・ナヴィになった元海兵隊のジェイクは、神秘の星・パンドラの森で、妻・ネイティリと家族を築く。優秀な長男・ネテヤム、長男に劣等感を抱く次男・ロアク、不思議な力をもつ養女・キリ、無邪気な末っ子・トゥク、そして人間の少年・スパイダー。やっと訪れた平和も束の間、再び地球人の侵略が始まり、ジェイクと家族は遥か彼方にある海の一族のもとに身を潜める。しかし、楽園のように美しい海にも敵の手が迫り、家族や仲間の絆の力が試される新たな戦いが始まる。
画像4(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【キャラクター/キャスト】
●ジェイク:サム・ワーシントン(CV:東地宏樹
車椅子生活を送っていた元海兵隊員。アバター計画に参加。パンドラで生活を送り、ナヴィの女性・ネイティリと家族を築く。父親としての責任を新たに背負い、思いやりと厳しさを持って、子供たちに接している。
●ネイティリ:ゾーイ・サルダナ(CV:小松由佳
ナヴィのオマティカヤ族の族長の娘。ジェイクと家族になり、5人の子供の母親に。戦士としてだけでなく、子を守る母親としての“強い心”を持つ。
●キリ:シガニー・ウィーバー(CV:早見沙織
サリー家の養女。前作で命を落としたグレイス博士の実の娘だが、出生には謎がありエイワと不思議なつながりを持つ。
●クオリッチ:スティーブン・ラング(CV:菅生隆之
元海兵隊の大佐。前作では人間を率いてパンドラを襲撃するも、ジェイクとの死闘の末、絶命する。今作では人間のDNAの記憶を埋め込んだ、特殊な自律型アバターで復活を遂げる。
●ロナル:ケイト・ウィンスレット(CV:清水はる香
海のメトカイナ族のシャーマンの家長。トノワリの妻。森から来たサリー家には厳しく接する。
●トノワリ:クリフ・カーティス(CV:楠大典
海のメトカイナ族のリーダー。ロナルの夫。ジェイクたちに海での生き方を示す。
●スパイダー:ジャック・チャンピオン(CV:内田雄馬
ヘルズ・ゲートと呼ばれるパンドラの地球人居留地で生まれた人間の青年。ジェイクとネイティリによって救出され養子縁組となる。
●ノーム・スペルマン博士:ジョエル・デビッド・ムーア(CV:清水明彦
オマティカヤ族に協力する人類側として、アバターの身体でジェイク達ナヴィに協力する人類学者。
画像5(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【考察:タイトルに込められたメッセージとは?】
●水がつなげる、自然の調和と生命の循環

前作「アバター(2009)」に続いて、本作でもキャメロンの理念である“自然の調和と生命の循環”が色濃く反映されている。自然と共生するナヴィの姿はもちろん、トゥルクンという海洋生物の乱獲を通して、人間の植民地主義による搾取と脅威にも言及。「ウェイ・オブ・ウォーター」というタイトルには、「水には始まりも終わりもなく、全てをつなぐ」普遍的なメッセージが込められている。

また、家族の絆がストーリーの主軸を担い、親子間の葛藤、子どもたちの成長、家族を守るための犠牲をドラマチックに描き、全ては生命の循環の一部だと訴える。クオリッチ大佐の復活が緊張感を与え、エモーショナルな深みも倍増している。

画像6(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
●水中パフォーマンスキャプチャーの実現

物語の舞台が森から海に移行した「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」には、未知なる海の部族・メトカイナが登場し、水中生活の文化や伝統が詳しく描かれた。パンドラのさらなる多様な生態系。その映像化を実現させたのが、水中パフォーマンスキャプチャーだった。

前作で培ったパフォーマンスキャプチャーの精緻なプロセスを、本作では水中シーンにも適用。パフォーマンスキャプチャー用のスーツを着用したキャスト陣が68万ガロン(約2574キロリットル)の最先端水槽に入り、フリーダイビングの訓練を受けながら撮影に臨んだ。また、24fps/48fpsのフレームレートを使い分けた映像や、他の追随を許さない3D映像の進化など、没入感をより強める画期的なテクノロジーが確立された。

画像7(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
●パンデミックを経た“映画館復権”の象徴

アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が公開されたのは22年12月。パンデミックの影響で、多くの映画ファンが配信サービスへの移行を余儀なくされ、映画館の存続が危ぶまれた時期だった。

キャメロン監督は、圧倒的な映像美と没入感で「劇場でしか味わえない究極の映像体験」を提示し、映画は世界的な大ヒットを記録。特にIMAXや3Dスクリーンでの体験が評価され、観客が再び映画館に足を運び、巨大スクリーンと音響を共有する喜びと価値を取り戻した。その成功は“映画館復権”を象徴する現象であり、映画界全体にも明るい希望を投げかけた。

画像8(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

【関連作品】 ※ディズニープラスで配信中
●「エイリアン2」(1986)

当時、「ターミネーター」の成功で脚光を浴びたジェームズ・キャメロンが挑んだSF超大作。惨劇から57年後。唯一の生存者である航海士リプリーは、催眠カプセルのなかで眠りながら宇宙空間を漂流しているところを発見される。目覚めたリプリーは、自分たちがエイリアンと遭遇した惑星LV-426が、いまは植民惑星になっていることを知り、がく然とするーー。

画像9写真:Album/アフロ

主演を務めたシガニー・ウィーバーは、「アバター(2009)」で植物学者のグレイス・オーガスティン博士を演じた。同作でグレイスは命を落としたが、ウィーバーは「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」、そして最新作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」で、ナヴィの少女キリ役を務めている。

1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故を題材にした壮大な愛のドラマ。第70回アカデミー賞で作品賞をはじめ、歴代最多タイとなる11部門に輝いた名作で、全世界歴代興行収入ランキングでは、現在4位を堅持する大ヒット作だ。

画像10Photo:Moviestore Collection/AFLO

主演のレオナルド・ディカプリオとともに当時、大ブレイクを果たしたケイト・ウィンスレットは「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」でロナルを演じ、キャメロン作品に再登場。同作のメイキング・ドキュメンタリー「アバター ディープ・ダイブ」(ディズニープラスで配信中)では、「タンクは巨大だけど、安全で信じられないほど穏やかだった。沈没船で7カ月過ごした、コルセット生活よりはマシだった」と話している。

現在、全世界歴代興行収入ランキングのトップ3は、「アバター(2009)」「アベンジャーズ エンドゲーム」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」。その全てに出演しているのが、アカデミー賞俳優のゾーイ・サルダナだ。

画像11(C)2019 MARVEL

サルダナは「アバター」シリーズで、高い戦闘能力を誇るネイティリを演じ、作品を追うごとに母性を深めている。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で初登場した美しく危険な暗殺者にして、殺人兵器でもあるガモーラも、ピーター・クイル/スター・ロード(クリス・プラット)との関係性を通して、精神的な変化を見せる役どころだ。どちらのキャラクターも、サルダナがバレエで培った身体能力をいかんなく発揮している。

キャメロンの製作&脚本によって、木城ゆきと氏原作のSFアクション漫画「銃夢(がんむ)」を実写映画化。「アバター(2009)」で革命を起こしたパフォーマンス・キャプチャーの技術が、本作ではさらに高精度に進化した。俳優の顔を標準画質のカメラ1台で捉えた「アバター(2009)」に対し、本作は2台のHDカメラを使用し、毛穴の動きや目の潤みまで詳細に記録した。

画像12(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

そして、その映像革新は「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」に受け継がれ、さらなる進化を遂げることに。その意味で、「アバター」シリーズを支える“実験室”ともいえる作品だ。サイボーグの少女アリータと、彼女に恋する青年ヒューゴの関係性と切ない結末は、「タイタニック(1997)」を思い出さずにはいられない。

●「炎と水 メイキング・オブ・アバター」

アバター」シリーズの製作過程を追ったドキュメンタリー作品。2部構成となっており、「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の製作過程を深く掘り下げるとともに、最新作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」の舞台裏映像も収録している。

キャメロン監督のほか、24年に逝去したプロデューサーのジョン・ランドー、主演のサム・ワーシントンゾーイ・サルダナ、そして「タイタニック」以来キャメロン作品に再び参加したケイト・ウィンスレットら、豪華キャスト陣のインタビューで構成。ワーシントンは「私たちの演技で、アニメーションで作られたものは一つもない。すべて私たち自身なんだ」と、CGの背後にある生身の演技を強調している。


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