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田口トモロヲ監督「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」特報&ティザービジュアル、再現度高いキャラ写真公開!

2025年12月18日 07:00

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ティザービジュアル
ティザービジュアル
©2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会

田口トモロヲの10年ぶりとなる監督最新作「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」が、2026年3月27日より全国公開される。このほど初の映像となる特報とティザービジュアル、さらに全キャスト情報と再現度が高すぎるキャラクター写真も公開された。

今から22年前―ロック映画の金字塔となった、みうらじゅん原作、宮藤官九郎脚本、田口トモロヲの初監督映画「アイデン&ティティ」。本作は、その系譜とも呼べる新たな音楽青春映画。

今からおよそ半世紀前の1978年。パンク・ロックの始祖、セックス・ピストルズが解散したその頃、東京の片隅で“何か”が静かに芽吹こうとしていた。その“何か”とは、スマートフォンもSNSも存在しない時代、自分たちの音楽を、自分たちの手で届けようとした若者たちのムーブメント。楽曲も録音スタジオもレコードもすべて自分たちの手で創り、新しい道を切り開いていく【D.I.Y.】のスピリットと革新的な手法。彼らの音楽が巻き起こしたムーブメントはやがて「東京ロッカーズ」と呼ばれ、音楽業界に風穴を開け、メジャーしかなかった世界に<インディーズ>という新しいスタイルを生み出していく。自主レーベルの立ち上げ、オールスタンディングの導入、音楽フェスの開催。いまや当たり前となったカルチャーの原点を築いたのは、カリスマでもスターでもない——ただ、自らの表現を信じて突き進んだ、名もなき若者たちだった。原作者である地引雄一はその自由で生のエネルギーに満ち溢れた異世界のような音楽シーン、それを「ストリート・キングダム」とし、自著にまとめた。

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アイデン&ティティ」が初めての演技ながらも初主演に大抜擢され、田口監督と運命的な出会いをきっかけに、今やミュージシャンとしてだけでなく唯一無二の個性を持つ俳優にもなった峯田和伸銀杏BOYZ)と、同作をこよなく愛し、目標としてきたという今注目の俳優・若葉竜也の二人がダブル主演を務める。峯田はバンドのカメラマン兼マネージャーとなるユーイチ、若葉は「東京ロッカーズ」の中心的バンド「TOKAGE」のリーダー兼ボーカルのモモを演じる。

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映像は、本作の原作者でありカメラマンとしてこのムーブメントに関わり、やがて自らも東京のインディーズ・シーンの当事者となっていった地引がフィルムにおさめた、当時のライブシーンの熱気を閉じ込めたような印象的なスチール群から始まる。当時の集合写真からオーバーラップする形で、初となる本編映像が公開。主演の峯田と若葉を中心に、共演の吉岡里帆仲野太賀間宮祥太朗中島セナ大森南朋中村獅童といった、時代を切り開くミュージシャンたちを演じるキャスト陣が役柄に扮し、映画のタイトル同様“自分の音”をかき鳴らす様子が映し出される。

本作におけるバンド名や人名は、リザードをTOKAGE、フリクションを軋轢、S-KENをS-TORAとするなど、リスペクトを込めて実際の名称からマイナーチェンジ。原作に描かれた実話をベースに、自分たちの理想の音楽を追い続ける若者たちの青春を切り取った映像は、当時を知るファンや本作の世界観を新たに知る人々にとっても、本映像内で響き渡る拍手の如く期待感の高まる仕上がりとなっている。

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さらに今回、詳細が未発表であった豪華俳優陣の役どころの詳細が明らかとなった。吉岡は「ロボトメイア」のベース・サチ(モデル:ガールズバンドのパイオニアとして後続に影響を与えた「ZELDA」の小嶋さちほ)、仲野太賀は「解剖室」のボーカル・未知ヲ(モデル:激烈なサウンドと過激なパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させた「ザ・スターリン」遠藤ミチロウ)、間宮祥太朗は「軋轢」のボーカル&ベース・DEEP(モデル:ニューヨーク仕込みのパンクとニューウェイブから影響を受けた荒々しいサウンドは聞くものを圧倒した「フリクション」レック)、中島セナは「ロボトメイア」のボーカル・加世子(モデル:「ZELDA」高橋佐代子)、大森南朋はS-TORA(モデル:「東京ロッカーズ」というムーヴメントを牽引した音楽プロデューサーのS-KEN)、中村獅童は「ごくつぶし」のボーカル・ヒロミ(モデル:伝説のミュージシャン「じゃがたら」の江戸アケミ)を演じる。いずれもキャストとモデルになった本人たちを比較する形での写真とともに公開され、その再現度の高さは目を見張る。

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ティザービジュアルは、彼らの最高にクールなシーンが切り取られたもの。ライブシーンをはじめ、衣裳や小道具など、当時の世界観を表現するために細部にまでこだわった主要キャラクターたちのビジュアルは、まるで当時の熱量が伝わってくるような仕上がりとなっている。

原作者である地引は、一足先に完成した本作を鑑賞し、「目の前で繰り広げられる熱狂的なライブシーンを見ていると、記憶の中の40数年前の光景が甦り、ひとつに重なって、今自分がいつの時代にいるのかわからなくなってしまった。そこに集まる誰もが『東京ロッカーズ』だったあの時代の空気がここにある」と、映画へ最大級の賛辞を贈っている。さらに今回、「東京ロッカーズ」を取り巻く出演者に、神野三鈴浜野謙太森岡龍山岸門人マギー米村亮太朗松浦祐也渡辺大知の出演が新たに発表された。

ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」は2026年3月27日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開。

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