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吉沢亮、横浜流星に「大河、お疲れ」 ふたり揃って約半年ぶりの「国宝」舞台挨拶

2025年12月16日 16:49

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吉沢亮(左)、横浜流星(右)
吉沢亮(左)、横浜流星(右)

映画「国宝」が12月16日、「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」が開催中のヒューマントラストシネマ渋谷で上映され、主演の吉沢亮、共演する横浜流星李相日監督が舞台挨拶を行った。

主人公・立花喜久雄役の吉沢、梨園の御曹司・大垣俊介を演じた横浜、李監督が揃って「国宝」の舞台挨拶に登壇するのは、6月6日に都内で行われた初日舞台挨拶以来となる。

横浜は主演した大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が先日、最終話を迎えたばかりで、「青天を衝け」(2021年)で大河主演を務めた“先輩”吉沢は「大河、お疲れ」と労をねぎらった。

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李監督は先日、米俳優のトム・クルーズがロサンゼルスで開催した「国宝」上映会に出席。「彼は映画に対する熱意と真面目さがすごくて。会った瞬間にこの作品は素晴らしい、美しい、ワンダフルだと。語りだすと止まらないし、サンキューソーマッチしか言えなかったんですよ」と現地での様子を語った。

映画の大ヒットについては、李監督が「まず、(映画を見た)年齢層の幅が広い。それにこのふたりが美しいですから。映画の力と美の力ですね」と分析。吉沢は「まあ、我々が美しいということですかね(笑)」と照れ笑いを見せた。

続けて「こんなにもたくさんの皆さんに見ていただけるのは想像していなかった」と明かし、「誰もが知っているけど、深く知っている人は少ない伝統芸能の歌舞伎を、映画のエンターテインメントとしてお届けできたことで、理解度が深まり、『歌舞伎ってすごい』って浸透していったんだと思います」と自身の考えを述べていた。

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また、初タッグを組んだ李監督について「悪魔みたい(笑)」と評し、テイクを重ねる撮影の苦労を振り返る場面もあった。

一方、横浜はカンヌ映画祭に初参加した思いについて「役者として、あこがれの地に行けたことが大きい」と語り、「観客の皆さんと一緒に我々も見るので、何ともいえない空気感。没頭したが、反応も気になりソワソワした」と述懐。「また、行きたいですね。頑張ります」とさらなる飛躍を誓っていた。

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原作は、人気作家・吉田修一氏(「悪人」「怒り」)が3年間にわたり歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、4年の歳月をかけて書き上げた上下巻800ページを超える大作。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄の50年を描く。

歴代興収ランキング(※興行通信社調べ)で、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開、173億5000万円)を超え、邦画実写歴代1位となり、現在も記録を更新中。歴史的快挙を達成した本作は、世界初上映の場となった「カンヌ監督週間」から快進撃をスタートさせた。

「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」は、国内外の名だたる監督たちを見出してきたカンヌ国際映画祭のセレクションで「監督週間(Quinzaine des cinéastes/Director’s Fortnight)」の最新ラインナップを、日本国内でいち早くスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっている。

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