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綾野剛が煙草をくゆらせる……「星と月は天の穴」アザービジュアル&撮影現場スチール公開

2025年10月31日 15:00

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写真家・野村佐紀子撮影のアザービジュアル
写真家・野村佐紀子撮影のアザービジュアル
(C)2025「星と月は天の穴」製作委員会

日本を代表する脚本家・荒井晴彦の監督最新作で、吉行淳之介の同名小説を綾野剛主演で映画化した「星と月は天の穴」のアザービジュアルと、撮影現場で撮影されたスチールが公開された。

荒井監督の長年の念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常が、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴られている。

小説家の矢添は、妻に逃げられ結婚に失敗して以来、独身のまま40代を迎えていた。心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子と時折り体を交え、捨てられた過去を引きずりながらやり過ごしていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えているからだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を自問するように探求するのが日課だった。ところがある日、画廊で偶然出会った大学生の瀬川紀子と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。

荒井と「花腐し」(23)でもタッグを組んだ綾野が矢添克二を演じ、過去のトラウマから、女を愛することを恐れながらも求めてしまう、心と体の矛盾に揺れる滑稽で切ないキャラクターを体現する。そして、女子大生の紀子を演じるのは、咲耶。女性を拒む矢添の心に無邪気に足を踏み入れる。矢添のなじみの娼婦・千枝子を演じるのは、荒井作品3作目の出演となる田中麗奈。さらには、柄本佑岬あかりMINAMO宮下順子らが脇を固める。

画像2(C)2025「星と月は天の穴」製作委員会
画像3(C)2025「星と月は天の穴」製作委員会

このほど披露されたアザービジュアルは、ブランコを漕ぐ紀子と、その姿をを自宅マンションから見下ろす矢添の姿を写したもの。撮影は、エロスとタナトスに満ちた世界観で国内外で高い評価を得ている写真家の野村佐紀子。荒井監督とは「身も心も」(1997)、「火口のふたり」(19)、「花腐し」(23)に続き4作目のタッグとなる。

撮影現場に同行した野村によって撮影されたスチールは、本編同様、モノクロの世界を写したもの。布団の上に座り女を見つめる矢添、公園でひとりブランコに乗る娼婦の千枝子など、矢添のこじらせた繊細な心情とそれぞれ掴み切れない女性たちの姿が収められている。さらに、憂いを帯びた表情で色気たっぷりに煙草をくゆらせる矢添のカットは、色男だったという原作者・吉行淳之介を連想させる仕上がりとなっている。

星と月は天の穴」は、12月19日から東京・テアトル新宿ほかで公開。

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