第38回東京国際映画祭、山田洋次監督に特別功労賞を授与
2025年10月22日 08:00

10月27日から11月5日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される第38回東京国際映画祭(TIFF)は、長年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい者へ贈る“特別功労賞”を、山田洋次監督に授与することを決定した。
山田監督は 1961年に「二階の他人」で監督デビュー以来、そのキャリアは半世紀以上にわたり、一貫して日本の大衆文化と真摯に向き合ってきた。代表作は多岐にわたるが、特に国民的シリーズとなった「男はつらいよ」シリーズ(全50作)は、ギネス世界記録にも認定されるほどの世界的な偉業であり、普遍的な家族愛と故郷への想いを描いた不朽の名作として、今なお多くの人々に愛され続けている。
2000年代以降は、時代劇の新たな境地を開拓した「たそがれ清兵衛」(2002)で米国アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされ、「隠し剣 鬼の爪」(2004)は、第55回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品、第7回ジンバブエ国際映画祭最優秀作品賞を受賞するなど、世界でも常に挑戦を続けている。今年の映画祭のセンターピース作品にもなった最新作「TOKYOタクシー」(11月21日公開)では、フランス映画「パリタクシー」(2023)を原作に、人生の喜びを描いたヒューマンドラマを描いたりと、その創作意欲は衰えることを知らない。日本人の心の機微と、失われつつある大切な価値を映し出し、映画文化の発展に計り知れない貢献を果たしてきた山田監督に、心からの敬意を表し、特別功労賞を授与するとしている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
映画ラストマン FIRST LOVE
「ドラマの映画化か~」と何気なくつぶやいたら後輩から激ギレされた話「これ超面白いですから!!」
提供:松竹
BS12 年またぎ映画祭2025
【全部無料の神企画】筋肉・秒殺・脱獄・名作でストレス即・爆・散!! 1年の疲れを吹き飛ばそう!
提供:BS12
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
こんなに面白かったのか――!!
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「早く教えてほしかった…」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
映画を500円で観よう
【2000円が500円に】知らないとめっっっっっっっちゃ損 絶対に読んでから観に行って!
提供:KDDI
今年最大級に切なく、驚き、涙が流れた――
双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした。
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「全員みて」
提供:ディズニー