【第17回TAMA映画賞】受賞作・受賞者発表! 最優秀作品賞は「国宝」「ルノワール」
2025年10月3日 06:00

国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第17回TAMA映画賞」の受賞作品及び受賞者が決定した。最優秀作品賞は、「国宝」「ルノワール」が受賞した。
同映画賞は2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する。

市民がつくる映画ファンの祭典「映画祭TAMA CINEMA FORUM」として、11月8~24日に東京都多摩市内4会場にて各種上映プログラムが開催され(※休映日あり)、11月15日にTAMA映画賞授賞式がパルテノン多摩・大ホールにて催される。授賞式チケット抽選申し込みは10月25日より受付予定。
受賞作品及び受賞者、受賞理由(要約版)は以下の通り。
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会圧倒的な熱量で血筋と才能に翻弄される二人の激動の半生を重厚に描き出し、観客に深い感動と余韻をもたらした。
©2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners11歳の少女のひと夏を鋭く繊細な感性で描き、身近な大人の孤独や痛みに触れ社会を知るその姿を通して、人生をしなやかに肯定した。
©2025「ふつうの子ども」製作委員会子どもたちの日常や小さな冒険を生き生きと描き、大人たちも自身の記憶と重ねて共感できる心温まる作品となり、観客を魅了した。
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会人を好きになることの痛みと泣きたくなる気持ちに寄り添い、繊細な若者たちの心の叫びを、圧巻の告白シーンによって胸に響かせた。
©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA老いを受け入れる威厳と清潔さ、そして現実と幻想の狭間で見せる痛々しい老いの姿を繊細に演じ、観客に深い共感と勇気を与えた。
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会「国宝」において、命を削るように役と向き合う姿はもはや演技とは思えない高みへと達しており、そのあまりの美しさに息を呑んだ。
©Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films
©2025 A Pale View of Hills Film Partners「遠い山なみの光」において、1950 年代の長崎で希望をもって生きた主人公・悦子を、美しい立ち居振る舞いと卓越した心情表現で見事に演じた。
©2025「木の上の軍隊」製作委員会「木の上の軍隊」において、沖縄戦と正面から向き合い、困難と葛藤を乗り越える二人の兵士を丁寧に描き、広い世代の心に届く作品に仕上げた。
©2025「この夏の星を見る」製作委員会コロナ禍の中高生の感情をマスク越しの会話劇で描き、夜空から星を捉えるアクションは私たちの希望も照らし出した。
©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」において、偶然の恋に一喜一憂する主人公を、光と影を巧みに織り交ぜた演技で表現した。
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会「国宝」において、喜久雄の少年期を抑えた表情のなかに複雑な感情をにじませて演じ、画面に惹きつける吸引力で観客を魅了した。
©2025「この夏の星を見る」製作委員会「この夏の星を見る」において、いつもの日常が失われた世界で、人々をつなぐ道標となる役を、強い眼差しと心を掴む行動力で演じきった。
©2025「この夏の星を見る」製作委員会登場人物の胸の内の思いを受け止める豊かな感受性とその溢れんばかりの思いを体現する感性の高さで観客を魅了した。
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