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エドワード・ヤン「ヤンヤン 夏の想い出」4Kレストア版、12月19日公開 岩井俊二演出の予告編公開

2025年10月3日 11:00

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場面写真
場面写真
©1+2 Seisaku Iinkai

2007年に59歳で死去したエドワード・ヤン監督の「ヤンヤン 夏の想い出」が、公開から四半世紀を経て4Kレストア化され、12月19日に公開される。

ヤンヤン 夏の想い出」は、少年とその家族が経験するひと夏の出来事を描いた物語。台湾と日本合作で製作され、台北と東京、熱海を舞台としイッセー尾形ら日本の俳優陣も参加している。

小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJ、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。NJは初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る……。そしてNJは、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー大田と契約するため日本へと旅立つのだが。

画像3©1+2 Seisaku Iinkai

本作は2000年に第53回カンヌ国際映画祭監督賞受賞、ほか東京国際映画祭、トロント国際映画祭等世界の映画祭にて上映され、今なお多くの批評家や監督からも熱狂的な支持を集めている。2016年の英国BBC主催の「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第8位に選出、2023年にはハリウッド・レポーターによる「21世紀の映画ベスト50」で堂々の1位に輝き、北米のレビューサイトRotten Tomatoesでは現在批評家からは97%フレッシュ、一般のユーザーからは91%という高スコアを維持(25年8月27日時点)している。

予告編の演出を務めたのは、「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」などで知られる岩井俊二。2000年の公開時にも「ヤンヤン 夏の想い出」の予告を手掛けた岩井監督が、25年を経て4Kレストア版でも新たに予告を演出した。昏睡状態の祖母に語り掛ける家族たち。数々の美しい名場面と共に、イッセー尾形演じる大田の「なぜ私たちは“初めて”を恐れるのか。 人生は毎日が“初めて”だ」という言葉が胸に沁みわたる。

画像4©1+2 Seisaku Iinkai

「ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版」は10月27日から開催される第38回東京国際映画祭にて11月1日にジャパンプレミア上映が決定。そして12月19日より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、109シネマズプレミアム新宿ほかにて全国公開。そして本日よりムビチケオンラインも発売。購入者には「2025年カンヌ国際映画祭ver.壁紙」が特典として用意されている。

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岩井俊二コメント全文
エドワードと初めて会ったのは1996年の台湾。三人の監督がお互いの国で映画を撮影するという企画Y2Kプロジェクト構想を聞いた。結局は僕だけ挫折して申し訳ないことをした。実現していたら「リリイ・シュシュのすべて」の舞台は台湾だったはずだ。結局エドワードも若干の日本ロケを入れつつも台湾を主たる舞台に作品を作った。それが「ヤンヤン」だった。 2007年。突然の訃報が舞い込んだ。奇遇なことに葬儀のあったウエストウッドの墓地のすぐ近くにいて、参列することができた。現場では気難しい時もあると聞いていたが、僕にはいつも笑顔で、僕もエドワードを兄のように思っていた。まさか「ヤンヤン」が最後の作品になるとは思わなかった。歳月は過ぎたが、エドワードの作品は今もまったく色褪せない。

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