マイケル・ファスベンダーが手本にしたのは、あの往年のスター! 「ブラックバッグ」スパイ用語解説付き人物相関図も公開
2025年9月24日 10:00

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督と、「ジュラシック・ワールド 復活の大地」の脚本も務めた人気脚本家のデビッド・コープが3度目のタッグを組んだ「ブラックバッグ」のフィーチャレット映像が公開された。マイケル・ファスベンダー、ケイト・ブランシェット、ナオミ・ハリス、レゲ=ジャン・ペイジが役づくりやソダーバーグ監督について語っている。あわせて、スパイ用語解説付きの英国諜報機関NCSCの人物相関図もお披露目された。
本作は、エリート諜報員と二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開するミステリーサスペンス。「それでも夜は明ける」「スティーブ・ジョブズ」でアカデミー賞にノミネートされたファスベンダーがポーカーフェイスのエリート諜報員ジョージを演じ、オスカーを2度受賞したブランシェットが魅惑と疑惑に満ちた妻・キャスリン役を務めた。

英国の国家サイバーセキュリティセンター「NCSC」のエリート謀報員ジョージ(ファスベンダー)に課せられた極秘任務「ブラックバッグ」は、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。容疑者は、諜報員のフレディ(トム・バーク)、ジミー(ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ハリス)、そしてジョージの愛妻で凄腕諜報員のキャスリン(ブランシェット)の計5名。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになる。

映像は、「嘘つきは嫌いでね」というジョージ(ファスベンダー)のシーンから始まる。「ソダーバーグ監督は、カメラを熟知している。映像の名手だ。時には1ショットの視覚表現で物語る」というファスベンダーのコメントに続いて、「私のために人を殺せる?」と妻であり容疑者でもあるキャスリン(ブランシェット)のアップが映し出される。
ブランシェットは「脚本が見事ですぐにつかめた。でも具体的なイメージは監督名を聞いたときね。ソダーバーグ監督ならどう撮るか分かるし、それを私たちと共有してくれる」と語り、ソダーバーグ監督へ全幅の信頼を寄せる。
局内のカウンセラーであるゾーイを演じたハリスは、「この話がきたとき、彼が監督だと分かり、心からホッとしたの。今まで演じたことのない役柄だったからよ。役作りのために心理療法士と話したら、この役の言動は全く心理療法士らしくないと」と言われたことを明かす。
諜報員のジミー役を務めたペイジが、ハリスに対して「すごく面白かったのは、僕らが演じた2人の対立関係が、どのシーンでも何らかの主導権争いをしてる」と語ると、ハリスは笑顔で頷いた。心理療法士と諜報員という2人の関係性にも注目だ。
最後にファスベンダーは、ジョージという人物を演じるにあたり、「この監督と共演者だから実現できた役だ。『国際諜報局』のマイケル・ケイン、『チャンス』のピーター・セラーズ、ふたり混ぜたのがジョージさ」と、複雑な役どころを往年のスターに重ねる。
一方、ケイトは「私は全員に疑われる役だから、見せすぎず隠しすぎず変幻自在でないといけない。観客の解釈に任せるの」と、謎めいたキャスリンというキャラクターについて語った。

人物相関図では、スパイ用語の解説とともに、ジョージが疑惑の目を向ける5人のキャラクターの関係性を確認することができる。
「ブラックバッグ」は、9月26日より全国ロードショー。
(C)2025 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
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