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山田裕貴VS.佐藤二朗! 「爆弾」Pが明かすキャスティング秘話&本読み初日の衝撃エピソード 佐藤が「バン!」と台本を閉じ…

2025年9月12日 18:00

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岡田P「山田くんはものすごくストイック」「二朗さんにお断りされたらこの企画自体やめようと思っていた」
岡田P「山田くんはものすごくストイック」「二朗さんにお断りされたらこの企画自体やめようと思っていた」
(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画「爆弾」製作委員会

山田裕貴主演で、呉勝浩氏のベストセラー小説を映画化する「爆弾」。劇中で手に汗握る心理戦を繰り広げる山田と、佐藤二朗について、岡田翔太プロデューサーが語るキャスティング秘話と新場面写真3点を、映画.comが独占入手した。

原作は、日本最大級のミステリーランキング「このミステリーがすごい! 2023年版」(宝島社)、「ミステリが読みたい! 2023年版(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)」で1位を獲得。続編「法廷占拠 爆弾2」も発売され、話題を呼んでいる。

物語は、「スズキタゴサク」と名乗るひとりの謎の中年男が、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行されたことから始まる。彼は霊感が働くと称し、都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告。秋葉原での爆破を皮切りに、1時間おきに3回爆発すると予知する。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるようになる。

画像2(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画「爆弾」製作委員会

警視庁捜査一課・強行犯捜査係の刑事で、スズキと真っ向から対峙する交渉人・類家役の山田、スズキ役の佐藤をはじめ、伊藤沙莉染谷将太渡部篤郎坂東龍汰寛一郎らが共演。「キャラクター」「恋は雨上がりのように」「帝一の國」の永井聡監督がメガホンをとった。9月24日には、第38回フィンランド・ヘルシンキ国際映画祭でワールドプレミア上映される。

この記事では、キャスト発表とともに、「スズキタゴサクが二郎さん、類家が山田くんはもう本当解釈の一致」「類家が本物すぎてビビってる」「佐藤二朗さんか!‬ やられた! これは最高にぴったりだ!」など、映画ファンや原作ファンから絶賛を集めた佐藤と山田にフォーカスする。

画像3(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画「爆弾」製作委員会

まずは、2025年だけでも、「木の上の軍隊」「ベートーヴェン捏造」(ともに公開中)、そして本作と主演作が3本も続く、いま最も勢いのある俳優のひとりである山田。演じる類家は、もじゃもじゃの天然パーマに丸メガネという野暮ったい見た目ながら、クセ者にして切れ者だ。爆破予告とクイズを繰り出しながら刑事たちを翻ろうしていくスズキの目的と正体を、その鋭い観察眼と推理力で暴いていく。

山田の起用理由について、彼の代表作のひとつともいえる「東京リベンジャーズ」シリーズを手がけ、山田も信頼を置く岡田プロデューサーは、「山田くんはものすごくストイックで、世の中のことに対して深く考えて、しっかりとした自分の意見を持っている人。彼の心にある闇の部分が類家と重なり、原作を読みながら類家は山田くんにしか見えなかった。類家は、彼の本来の性質と近いものがある」と、山田の素顔も見抜いたキャスティングに自信を見せる。

画像4(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画「爆弾」製作委員会

そして、そんな山田と真っ向から対峙するのが、一度見たら忘れられない数々のキャラクターを生み出してきた佐藤。「アンダーニンジャ」「女神降臨」2部作などのコミカルなイメージも強いが、「さがす」「あんのこと」などではシリアスな役どころで、人間のもつ矛盾や狂気を表現してきた。その佐藤の凄みが存分に生かされているのが、本作での謎の中年男・スズキ役。酔って暴行を働き逮捕され、取調室で「名前以外の全ての記憶は失っている」と主張し、霊感で刑事の役に立つことができると申し出る。

佐藤について、岡田プロデューサーは、「二朗さん以外、スズキ役は考えられなかった。二朗さんにお断りされたらこの企画自体やめようと思っていた」と、佐藤なしでは映像化すらできなかったことを告白。スズキの特徴である“10円ハゲ“は佐藤自らの発案で、特殊メイクではなく実際に作り上げ、出演発表までは常に帽子を被って生活していたほど、佐藤も凄まじい熱量で製作陣に応えている。

画像5(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画「爆弾」製作委員会

さらに、キャスト陣が勢揃いして行われた本読みの初日には、衝撃的な出来事が起こっていた。着席した佐藤が「バン!」と台本を閉じ、膨大なセリフを最初から最後まで、台本に目を通すことなく、全て口にしたのだという。その場にはとんでもない緊張が走り、キャスト陣のモチベーションは一気に爆上がり。

しかし、佐藤の驚くべき行動はここで終わらず、取調室シーンのリハーサル日には、山田や渡部ら対峙する取調室の警察全員のセリフまで覚えてきたそう。この一連の出来事に舌を巻いたという岡田プロデューサーは、「表の座長が山田くんだとしたら、裏の座長は二朗さん。スタッフと俳優部の士気を著しく上げてくれた」といい、キャスト陣の本作にかける覚悟を明かした。クセ者にして切れ者の類家を演じる山田と、スズキの面白味と底知れない狂気を怪演する佐藤が交わす、取調室という密室での、まるで対話のような演技合戦と、人間の内側と社会の闇を炙り出していくような長ゼリフの応酬に、期待が高まる。

爆弾」は、10月31日から全国公開。

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