カトリーヌ・ドヌーブが高崎のコンサート会場で歌い上げる「SPIRIT WORLD 」歌唱シーン映像
2025年9月3日 10:00

フランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブ主演、共演に竹野内豊、堺正章、風吹ジュンらを迎え、迷える大人たちの希望と再生を描く映画「SPIRIT WORLD スピリットワールド」の動画(https://youtu.be/1ZgOZyUDVEc)が公開された。

日・仏・シンガポールの国際共同合作である本作は、2024年に群馬県高崎市と千葉県いすみ市で撮影、日本文化を愛するエリック・クー監督が「死後の世界」を描いた作品。コンサートで訪れた日本で命を落とし、彷徨える魂となったフランス人歌手・クレア(ドヌーブ)が、ユウゾウ(堺)と出会い、その息子ハヤト(竹野内)を見守る旅に出る―。迷い、彷徨い、辿り着いた答えとは……それぞれの愛と絆を描いた物語。
本作にも出演し、本日8月22日に誕生日を迎える斎藤工が主演を務めた「家族のレシピ」 (2019年日本公開)での撮影で訪れた高崎を気に入り、東京や大阪といった日本の大都市ではなく、ローカルな場所が物語の舞台となっている。

公開されたのは、本作で歌手クレアを演じたドヌーブの歌唱シーン。この世を去った父・ユウゾウの家でクレアのコンサートチケットを見つけたハヤト。世界的に有名な歌手、クレアの歌声を聴きに、高崎でのコンサート会場には大勢の観客が集まっている。優しいピアノの音色に寄り添うクレアの温かい歌声は、悲しみや孤独を抱えた大人たちの心をそっと包み込んでいる。クレア自身も辛く悲しい過去を抱えており、その歌声は同じ感情を持つ人々の心に深く響いている。

実は、ドヌーブの代表作「シェルブールの雨傘」(1964)では、当時まだ若手だったため歌唱はプロの歌手に吹き替えられていた。一方、「ロシュフォールの恋人たち」(1967)では、女優としての自信を深めたドヌーブ自ら歌唱しており、本作でも映像で本人の歌声を楽しめる貴重なシーンとなっている。本作のために作られた古き時代のシャンソン風の楽曲を、キャリアを重ねたドヌーブが優しく、力強く歌い上げる。映像でドヌーブの生歌を体感できる貴重な機会だ。
10月10日からTOHOシネマズ シャンテで先行公開、10月31日全国公開。
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