「ロッキー」誕生の背景を描く新作、シルベスター・スタローン役の俳優が決定
2025年9月2日 14:00

シルベスター・スタローンを一躍スターに押し上げた大ヒットボクサー映画「ロッキー」の製作秘話を描く米アマゾンMGMスタジオの新作「アイ・プレイ・ロッキー(I Play Rocky)」に、アンソニー・イッポリートがスタローン役で主演することが決定した。
米ハリウッド・レポーターによれば、本作はアカデミー賞3冠「グリーンブック」のピーター・ファレリーが監督。脚本はピーター・ギャンブルが執筆し、元ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ会長のトビー・エメリッヒ(「バービー」)、ファレリー、クリスチャン・バハがプロデュースする。アマゾンは劇場公開を予定している。
新作「アイ・プレイ・ロッキー(I Play Rocky)」は、顔に麻痺があり滑舌が悪かった貧乏俳優のスタローン(イッポリート)が、自ら執筆した脚本を大手スタジオに売り込み、大金をオファーされても断って自分が主演することにこだわり、地道に働きながら必死に実現を目指すというストーリー。出来上がった映画「ロッキー」(ジョン・G・アビルドセン監督)は1976年最大の興行収入を記録し、アカデミー賞10部門にノミネートされ作品賞を受賞した。
イッポリートはスタローン役を獲得するため自らオーディションテープを製作し、プロデューサー陣に送りつけたとのこと。依頼されたわけでもないのに大胆なアプローチで役への情熱を見せたこの行動が、まさに主人公そのものと今回の抜てきにつながったようだ。イッポリートは「ゴッドファーザー」の誕生背景を描くドラマ「ジ・オファー ゴッドファーザーに賭けた男」でアル・パチーノ役を演じたことで知られる。
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