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スプリングスティーン、自身の伝記映画を語る「俺は年を取ったし、もう何をしても気にしない」

2025年9月2日 13:00

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画像1Photo by Cindy Ord/Getty Images

ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒット以降、著名ミュージシャンの伝記映画が相次いで製作される中、アメリカを代表するロック・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンが自身を描いた映画について率直に語った。テルライド映画祭の特別上映後に行われたトークセッションで、映画化を承諾した理由を問われたスプリングスティーンは「俺は年を取ったし、もう何をしても気にしない」と飾らない本音を明かし、会場を沸かせた。

75歳のスプリングスティーンは、「Born in the USA」「Dancing in the Dark」「Born to Run」などのヒット曲で知られ、労働者階級の代弁者として「アメリカの良心」とも称される伝説的なミュージシャンだ。40年以上のキャリアで数々のグラミー賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしている。

今回映画化されたのは11月14日から日本で公開予定の「Deliver Me From Nowhere」(原題)。監督は「Crazy Heart」や「Out of the Furnace」で知られるスコット・クーパーが務め、主演には「シェイムレス 俺たちに恥はない」のリップ役や「一流シェフのファミリーレストラン」の主人公カーミー役で注目を集めるジェレミー・アレン・ホワイトが起用された。

スプリングスティーンは、映画について「これまでに何度も映画化の申し出があったかどうかは分からない」と前置きした上で、今回の企画に魅力を感じた理由を語った。

「この作品が実現したのは、スコット(・クーパー監督)が非常に明確なアイデアを持っていたからだ。言葉が適切でないかもしれないが、これは伝記映画の逆を行くものなんだ。本当の意味での伝記映画ではない。僕が31歳と32歳の時の2年間だけを切り取って、アルバム『ネブラスカ』を制作した時期、人生で困難な時期を過ごしていた頃を描いている」

そして映画化を決断した最大の理由について「俺は年を取ったし、もう何をしても気にしない」と豪快に笑いながら語り、会場からは大きな拍手と笑い声が起こった。

主演のジェレミー・アレン・ホワイトは、役作りのために約半年の猛特訓を行った。「スコットと僕がこの可能性について話していた時、僕は彼に『歌い方が分からないし、ギターの弾き方も分からない』と言ったんです。でも彼は確信を持っていました」とホワイトは振り返る。

特に「Born in the USA」の歌唱では苦労を重ね、「午後ずっと『Born in the USA』を歌って、偏頭痛になって声を失いました。ブルースがこの曲をどうやって歌い続けられるのか、2時間半から3時間のコンサートでこの曲を歌えるのか分からなかった」と明かした。

その日の夜にスプリングスティーンに会った際、しわがれ声で「今日『Born in the USA』を録音しました」と伝えると、スプリングスティーンは「そんな感じだろうね。君の声は僕そっくりだ」と笑って応えたという。

ボヘミアン・ラプソディ」以降、エルトン・ジョンやエルヴィス・プレスリーなど数々のミュージシャンの人生が映画化される中で、当事者本人が制作過程に深く関わり率直な想いを語る今回の作品は、新たなミュージシャン伝記映画の形を示すものとなりそうだ。

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