「国宝」米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定
2025年8月28日 22:07

吉沢亮主演の映画「国宝」が、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定した。李相日監督は「フラガール」(2006年)以来、2度目の代表作品となる。
今後は、米国アカデミー会員の審査を経て最終選考の15本が発表され、さらにそこから5本に絞られたノミネート作品が発表される。受賞作が発表される第98回アカデミー賞授賞式は、2026年3月15日(現地時間)行われる予定。
人気作家・吉田修一氏の最高傑作と呼び声の高い原作の「国宝」は、吉田氏自身が3年間にわたり歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品。映画は、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描く。
主人公・喜久雄を吉沢亮、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜流星、喜久雄を引き取る歌舞伎役者・半二郎を渡辺謙、半二郎の妻・幸子を寺島しのぶ、喜久雄の恋人・春江を高畑充希が演じた。
6月6日から公開され、先日、公開77日間で観客動員数782万人、興行収入は110.1億円を記録。邦画実写としては22年ぶりの100億円突破を果たした。歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位の成績をおさめている。
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