ジェームズ・ガン監督、マーゴット・ロビーのハーレイ・クイン続投の可能性について言及
2025年8月15日 11:00
DCスタジオを率いるジェームズ・ガン監督が、ロビーの新DCユニバースにおけるハーレイ・クイン続投の可能性について初めて公式にコメントした。第1弾作品「スーパーマン」の世界的成功を受け、新DCユニバースが本格的に始動する中、ファンが最も関心を寄せるキャスティング問題にガン監督が言及した形だ。
ガン監督は米エンターテインメント・ウィークリーの取材に応じた。「ロビーが新DCユニバースでハーレイ・クインを再び演じるか?」という質問に対し、「それはいずれ明かされるだろう」と回答した。明確な答えは避けたものの、完全に否定しなかった点が注目を集めている。
一方、同じく「ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結」に出演したイドリス・エルバ演じるブラッドスポートについては、より前向きな姿勢を示している。「私は常にブラッドスポートを起用する場所を探しており、それを模索している。今後どうなるかはお楽しみに」とガン監督は語った。
オーストラリア出身の女優ロビーは、これまでハーレイ・クインを3度にわたって演じてきた。2016年の「スーサイド・スクワッド」で初登場し、DCコミックスの人気ヴィランとして強烈な印象を残した。その後、2020年の「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」では主役を務め、キャラクターの魅力をさらに深く掘り下げた。そして2021年のガン監督作品「ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結」では、より洗練されたハーレイを披露している。
ただし、ロビー自身は以前、連続してハーレイを演じることの負担について率直に語っていた。「『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』と『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』を立て続けに撮影したので、『うわあ、ハーレイから離れる必要がある。彼女は疲れるキャラクターだから』という感じでした」と以前エンターテインメント・ウィークリーに明かしている。
新DCユニバースでは大幅なキャスト刷新が予定されており、デビッド・コレンスウェットが新スーパーマンを演じる一方、ロバート・パティンソンは「ザ・バットマン PART II」で既存のバットマンを続投する。最終的には新たなワンダーウーマンとバットマンもキャスティングされる見通しだ。
さらに状況を複雑にしているのが、昨年公開された「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」でレディー・ガガが異なるバージョンのハーレイ・クインを演じたことだ。ホアキン・フェニックス演じるジョーカーの相手役として登場したガガのハーレイは、ロビー版とは別の解釈によるキャラクターとなっており、今後のハーレイ・クインの扱いはより慎重な検討が必要となっている。
ロビーのハーレイ・クイン続投の可能性は、新DCユニバースの展開とともに注目を集め続けることになりそうだ。
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