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実写映画「秒速5センチメートル」ヒロイン・篠原明里役は高畑充希! 原作・新海誠が完成作を鑑賞「自分でも驚いたことに、泣きながら観ていました」

2025年8月6日 05:00

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ティザービジュアル
ティザービジュアル
(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会

高畑充希が、新海誠の劇場アニメーションを実写映画化する「秒速5センチメートル」(10月10日公開)のヒロイン・篠原明里を演じることがわかった。あわせて、ティザービジュアル第4弾と新場面写真も披露された。

君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠の劇場アニメーション「秒速5センチメートル(2007)」。映像美、音楽、特徴的なセリフで編まれた詩的な世界観は、センチメンタリズムが凝縮された新海ワールドの原点との呼び声も高く、公開から18年たった今もなお、日本のみならず世界中で愛されている。主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を描いた本作が、松村北斗主演で実写映画が公開されることが発表されると、大きな話題となった。

メガホンをとるのは、国内外から高い評価を得ている奥山由之。昨年公開されたオムニバス長編映画「アット・ザ・ベンチ」は、3館でスタートした上映が80館にまで拡大。北京国際映画祭「FORWARD FUTURE」部門で最優秀脚本賞と最優秀芸術貢献賞を受賞している。また、松村のほか、上田悠斗白山乃愛青木柚森七菜宮﨑あおい木竜麻生吉岡秀隆が共演する。

主人公・遠野貴樹が小学生のころに出会い、ともに過ごすうちに心を通わせていく本作のヒロイン・篠原明里。「来年も、一緒に桜見れるといいね」と、この先もずっと一緒に過ごしていけると信じていた幼い2人は、親の転勤を機に離ればなれになってしまう。中学生での再会時に交わした約束を最後に、それぞれの道を歩み続け、やがて大人へと成長した明里(高畑)は、新宿で書店員として働く静かな日常を過ごしていた。

ティザービジュアルは、高畑演じる明里の姿を映したもの。曇る窓ガラスを背景に、バスの座席に座る明里の横顔。目線の先には手に持つ一枚のチラシ。「好きな景色、好きな言葉。あの時、そういうもの全部に出会った。」。大人になった明里の想いが垣間見える、ある雪の日のシーンを切り取ったビジュアルになっている。

高畑、そして完成した映画を鑑賞した原作・新海誠のコメントも披露された。

画像2(C)2025「秒速5センチメートル」製作委員会
正直、お話をいただいた時は、本当に?!私ですか???と、不安だらけでした。
なぜなら、新海さんのアニメの中に居る明里さんは、動く度花びらが舞うような、「素敵な女性、という概念」みたいな存在だったので。私にとって。
ですが、いただいた台本を開くと、そこには「概念」じゃなくて「人間」が居て、私が見させてもらっていた明里さんは、貴樹の目を通した明里さんだったのかなぁ、と。少しだけ明里さんを身近に感じることが出来ました。
今回あの新海さんの世界観を実写に落とし込んだスタッフさん達が、本当に凄くって!
何より、10年以上前から写真で一緒にお仕事してきた同級生の奥山監督の、1本目の商業長編作品に参加出来て、幸せな気持ちです。
新海誠
映画を観始めて、最初はなんだか居心地が悪かったのです。
不完全で未熟なバトンを若い作り手たちに渡してしまったような気持ちでした。
しかし途中から映像に呑まれ始め、最後には自分でも驚いたことに、泣きながら観ていました。
原作由来の要素に自分で泣いているのか、奥山組に泣かされているのか、あるいは失われた2000年代に泣いているのか自分でもよく分からないまま、でもとにかく、強く感動させられました。
あらためて、『秒速5センチメートル』は奇妙な物語です。たいしたドラマツルギーもなく、胸のすく活劇もなく、ヒーローも悪役もいない。皆が理由もなく傷つき、傷つけられ、いつもなにかが満たされずにいる。
でも20年前は、その「なにもなさ」が私たち自身の姿であり生活であり、それを掬いあげるようなアニメーション映画を作ろうと思っていたのです。
アニメーション版がその目標に届いていたかは心許ないのですが、今回の実写映画では当時のその不器用な種が、青さも含んだままに見事な結実となっていました。
秒速5センチメートル』を作っておいて良かったと、(ほとんど初めて)心から思えました。
奥山組の皆さん、本当にありがとうございました。

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