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ガメラ生誕60周年プロジェクトが始動! 第1弾「昭和ガメラ映画祭」12月5日より開催

2025年8月1日 09:00

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人気怪獣が勢ぞろいしたポスタービジュアル
人気怪獣が勢ぞろいしたポスタービジュアル
(C)KADOKAWA

映画「大怪獣ガメラ」生誕60周年を記念して「ガメラ生誕60周年プロジェクト」の本格始動が発表された。第1弾として、12月5日から「昭和ガメラ映画祭」の開催が決定。あわせてポスタービジュアルと特報(https://youtu.be/ahm8VChg4rU)などが披露された。

ガメラは、今はなき大映が1965年に世に送り出した「大怪獣ガメラ」で初登場。 突如北極の氷から出現し、日本各地を襲いながらも、やがて“子どもたちの味方”として他の怪獣から人々を救うという独自のヒーロー性を持ち、多くのファンの心を掴んだ。巨大な亀の姿で空を飛び、火を吐くユニークな設定とその圧倒的な強さは他の怪獣とは一線を画し、日本怪獣映画界で、その存在を確立している。

「大怪獣ガメラ」
「大怪獣ガメラ」
(C)KADOKAWA 1965

昭和にはシリーズ全8作を展開。“ガメラの父”湯浅憲明監督はじめ当時の大映チームの創意工夫あふれる作品は、ファンから高く評価され、中でもガメラと「ギャオス」、「バイラス」の戦いは人気を博している。平成には「ガメラ 大怪獣空中決戦」に始まる3部作を公開。金子修介監督、伊藤和典脚本、樋口真嗣特技監督という豪華布陣により、ハードな世界観と緻密なVFXで国内外の映画ファンを驚かせた。その後、昭和ガメラにリスペクトを込めた「小さき勇者たち ガメラ」、2023年にはアニメ化されたNetflixシリーズ「GAMERA -Rebirth」が配信され、根強い人気を誇るシリーズとなっている。

そして生誕60周年となる今年、“ガメラの新たな魅力の発見!”をスローガンに「ガメラ生誕60周年プロジェクト」がスタート。今年から来年にかけて、多くの企画・イベントが行われる。

「ガメラ生誕60周年プロジェクト」ロゴ
「ガメラ生誕60周年プロジェクト」ロゴ
(C)KADOKAWA

まず60周年を記念して、シリーズ1作目の「大怪獣ガメラ」、シリーズ2作目で、初のカラー作品「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」、人気怪獣ギャオスが初登場したシリーズ3作目の「大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」計3作品の4Kデジタル修復版の制作か決定。修復の監修を務めるのは、平成ガメラ三部作の特技監督を務めた樋口監督と、映画のフィルムの色味を、監督・キャメラマンの意向を汲みながら整える重要な職人的ポジションである“タイミング”として約30年間活躍後、多くの名作の4Kデジタル修復監修を手掛ける小椋俊一氏。2人は80年代後半、株式会社IMAGICAに共に勤務し、平成ガメラ三部作の特技監督とタイミングとして、それぞれガメラシリーズに参加し、縁のある間柄。樋口監督初となる今回の4Kデジタル修復版監修を、小椋氏が豊富な知見でバックアップしているという。

樋口監督と小椋氏が4Kデジタル修復版の制作に寄せたコメントは以下のとおり。

左より、樋口真嗣監督、小椋俊一氏
左より、樋口真嗣監督、小椋俊一氏
(C)KADOKAWA

樋口真嗣監督
私が生まれた年に作られた映画ですから、かれこれ60年前の映画です。本来なら制作に携わった方が監修すべきなのですが、見渡した限りどなたもいらっしゃいませんでした。残念なことです。
そしてこの度、私たちの世代にとってはレジェンド級のタイミングマンである、小椋俊一さんとデジタルグレーディングの第一線を切り拓いているイマジカのカラリスト、阿部悦明さんのお力添えで不肖樋口、いちファンの代表として、この大任を慎んでお引き受けさせていただきました。暗部に埋もれ、グレインに隠されていた怪獣たちの皮膚感を洗い出し、当時の低感度ネガフィルムに記録されていた現場の空気感を発掘するのは、試行錯誤を重ねて素晴らしい作品を作り出した先輩たちの偉業を追体験するようで、素晴らしく幸せな作業でした。
とりわけ、タイミングデータから明らかになる、オプチカルプリンターを介さずにオリジナルネガを巻き戻して二重露光をしたダブルロール合成カットの多さは衝撃です。ブルーバック合成という選択肢を当たり前のように選ぶことが難しい時代に怪獣映画を撮っていた先輩たちの労苦には感服するばかりです。誰も観たことのないガメラの誕生を、刮目してご覧下さい。

■小椋俊一氏
この企画のお話を頂いたとき、まさか自分の子供のころ劇場で観た「昭和ガメラ」の4K修復に関われるとは思ってもみなかったので、嬉しく思いました。「平成ガメラ三部作」には、タイミングとして関わりました。劇場で皆さんがご覧になったのは、プリントフィルム(ポジ)です。今回の4K修復はネガからの修復です。ポジを通さない分、当然劇場での見え方と変わります。ネガはポジでは表現できなかった明部、暗部のディテール等、豊富な情報を持っています。その情報を損なわないように、なおかつ当時観たような質感を求めて修復しました。ご期待ください。

また、12月15日から角川シネマ有楽町ほかで全国順次公開される「昭和ガメラ映画祭」では、前述の4Kデジタル修復版3作品をはじめとした昭和ガメラ全8作品と、昭和ガメラへのリスペクトが詰まった「小さき勇者たち ガメラ」、計9作品の上映が決定。さらに、4Kデジタル修復版の3作品は、映画祭での上映に加え、UHD発売、TV放送など、今後マルチに展開していくという。詳細は「ガメラ生誕60周年プロジェクト公式サイト(https://cinemakadokawa.jp/gamera/)や公式SNSで確認できる。

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