佐々木蔵之介&高杉真宙ら豪華キャスト8人、坂口健太郎×渡辺謙「盤上の向日葵」に出演! 予告編&ポスターも披露
2025年7月24日 07:00

坂口健太郎と渡辺謙が共演する「盤上の向日葵」に佐々木蔵之介、高杉真宙、音尾琢真、柄本明、渡辺いっけい、尾上右近、木村多江、小日向文世という豪華キャスト陣が出演していることがわかった。あわせて、予告編とポスターもお披露目された。
本作は、熊澤尚人監督(「隣人X 疑惑の彼女」)が、2018年の本屋大賞で第2位となった、「孤狼の血」「朽ちないサクラ」の柚月裕子氏による同名小説(中央公論新社刊)を映画化するもの。とある山中で、身元不明の白骨死体が発見された。手がかりは、死体とともに発見された、この世に7組しか現存しない高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士・上条桂介(坂口)だと判明する。やがて桂介をめぐる捜査線上には、賭け将棋で圧倒的な実力をもちながら裏社会に生きた男・東明重慶(渡辺)の存在が浮かび上がる。
そして新たに、桂介の波乱の人生を彩る追加キャストが明らかになった。事件の真相を追い、桂介の過去を解き明かす刑事・石破剛志役に佐々木、自身もプロ棋士を目指したこともある若き巡査・佐野直也役に高杉を配した。悲惨な少年時代、桂介に将棋を教え、その才能を見抜く恩師・唐沢光一朗を小日向、その妻・美子を木村が演じた。
音尾は、幼い頃に暴力を振るい、成長してもなお桂介に過酷な仕打ちをする父・庸一役。東明と凄まじい一騎打ちを見せる東北一の真剣師・兼埼元治役に柄本、その勝負の立ち合い人・角舘銀次郎役に渡辺、桂介の前に立ち塞がる現役最強のプロ棋士・壬生芳樹役に尾上を配した。
予告編は、白骨化した死体の謎を追う刑事たちの緊迫したシーンに続き、容疑者として名前が挙がる桂介を活写。しかし、天才棋士としての自信に満ちた姿からは想像できない、壮絶な過去が紐解かれていく。美しいが寒さの厳しい諏訪湖畔での極貧の日々――少年時代、将棋の才能を認められ、その眼差しには希望の色が見えるも、「この人が来るようになって、桂介さんは変わっていきました」という元婚約者・奈津子(土屋太鳳)の証言とともに、映像は怒りと悲しみに満ちたダークな空気を帯び始める。
桂介の前に現れたのは、賭け将棋の世界で圧倒的な強さを誇る東明。やがて、樹々の生い茂る山のなかという美しくも異様な場で将棋盤を囲むふたりの姿も写し出される。「お前にはイカレた血が流れているんだっ」という父親の怒声、「誰かのために生きたいんだ」と涙を流す桂介、「お前が何を背負っていようが、生き切るんだ!」と、命を絞り出すかのような声で発する東明。「サザンオールスターズ」による主題歌「暮れゆく街のふたり」が切なく響く。
ポスターでは、若き天才と、鬼の形相を浮かべる真剣師が万感の思いをこめて対峙。壮大なドラマを予感させるビジュアルに仕上がっている。
「盤上の向日葵」は、10月31日より全国公開。新キャスト陣のコメント(全文)は、以下の通り。
宿命に絡めとられ、壮絶な勝負に挑み続ける二人の男。心の荒野を彷徨い巻き込まれながら、謎を追い求め東奔西走する、刑事 石破を演じさせて頂きました。運命に抗いながらも、「生きろ!」との叫び。是非、スクリーンでご覧ください。
この度、「盤上の向日葵」に佐野役で出演いたします。元奨励会の会員で挫折してしまった過去を持つ、警察官です。事件を追っていくうちに真実や正しさに迷っていく様を試行錯誤しながら演じました。勿論ミステリー作品ではあるのですが、父親と息子の関係性を色濃く描いている作品で、様々な絆を感じていただけるのではないかと思います。
柚月裕子さんが書かれた作品の世界に、再び入らせていただける事に感謝です。人生は苦しいことばかりなのに、人は何故生まれてくるのでしょう。何か一つでも、没頭できるような実感を持つ事ができるなら、それを生まれてきた意味だと感じたいものです。
僕は立会人の役でしたから将棋盤に向き合う棋士役の俳優さん達の「様々な闘いぶり」を間近で拝見する事になりました。棋士が命を賭け盤に向き合うその姿を見ているとまるで俳優さんの「生きざま」を見ているような錯覚に陥り不思議な感動を味わいました。清濁併せ持つ人間の業の深さが、そのエネルギーが詰まった映画だと思います。とても楽しい現場でした。
熱量を感じました。久しぶりに渡辺謙さんに会いましたが、思いっきりぶつかって行きました。ありがとうございました。ぜひ皆様にご覧いただければ嬉しいです。
画面から迸る真剣師たちの熱情。それぞれの業が人間の生死までも分ち、見ている人はまさしく刺されるような感覚。圧倒されながらも釘付けになってしまいました。私は上条桂介の「表」の将棋界のライバル壬生芳樹役。「表」とはいえそこにある真剣な思いは変わらず、たくさんの業を背負い勝負の舞台にあがっていく様は歌舞伎の世界にもヒントがあるのではと考え臨みました。とにかくすごい映画です。どうぞお楽しみにしてくださいませ。
悲しく苦しい運命の一筋の光になれたら、と思いながら演じさせていただきました。でも演じながらその先の運命を思うと、胸が締め付けられ、心の中で何度も、生きて!と叫ばずにはいられなかった……熊澤監督始め、素晴らしいキャストスタッフの方々によってできたこの世界。時代の匂いや空気の重さを感じながら、生きる力に変えてほしいと思います。
唐沢は上条桂介の少年時代に出会い彼の将棋の才能を見抜き、将棋の世界に導きます。もし出会ってなかったら少年の人生は全く違った道を歩んでいたのでは。更に別の出会いによって彼は翻弄され、数奇な運命を辿る事になります。上条桂介にとってどの道が幸せだったのか……人は皆多くの出会いによって歩む道が分かれてゆきます。この作品を見ながら皆さんの人生を改めて振り返ってみてはいかがでしょう。
(C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
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