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ビーチ・ボーイズの天才作曲家ブライアン・ウィルソンさん、82歳で死去

2025年6月12日 18:00

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画像1Photo by Kevork Djansezian/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images via Getty Images

「グッド・ヴァイブレーション」「素敵じゃないか」「神のみぞ知る」などの名曲で知られるザ・ビーチ・ボーイズの共同創設者で作曲家のブライアン・ウィルソンさんが82歳で死去したことが6月11日(現地時間)、明らかになった。家族がソーシャルメディアで発表し、「私たちは今、言葉を失っています。この時期、私たちの家族が悲しんでいる間、私たちのプライバシーを尊重してください」と声明を出した。死因や詳細は公表されていない。

1942年カリフォルニア州イングルウッド生まれのウィルソンさんは、右耳の部分的な難聴がありながら完全音感を持つ天才的な作曲家として知られた。61年に兄弟のカールとデニス、従兄弟のマイク・ラブ、友人のアル・ジャーディンとペンドルトーンズ(後のビーチ・ボーイズ)を結成。デビューシングル「サーフィン」がビルボードチャート75位を記録し、サーフ・ロックというジャンルの礎を築いた。

ウィルソンさんは生涯で200曲以上を作曲し、20枚を超えるアルバムを録音。グラミー賞に9回ノミネートされ2回受賞、88年にロックの殿堂入り、2000年に作曲家の殿堂入りを果たすなど、その功績は音楽史に永遠に刻まれている。

代表曲「神のみぞ知る」は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ブギーナイツ」(97)やリチャード・カーティス監督の「ラブ・アクチュアリー」(03)など多数の映画で効果的に使用され、映画音楽史にも大きな足跡を残した。ビーチ・ボーイズの楽曲は現在でも数多くの映画で愛用され、サウンドトラックに欠かせない存在となっている。

しかし、ウィルソンさんの人生は決して平坦ではなかった。60年代後半、キャリアと私生活のプレッシャーから精神的な問題に直面し、ツアー活動から離脱。代役としてグレン・キャンベルがツアーに参加した。薬物使用や精神的な不調により、野心的なアルバム「スマイル」は長年未完のままとなった。

転機となったのは、86年に出会った妻メリンダ・レッドベターさんとの結婚(95)だった。メリンダさんの支えにより、ウィルソンさんは音楽活動を再開。2004年には念願の「ブライアン・ウィルソン・プレゼンツ・スマイル」をついに完成させ、ビルボード200で13位を記録する成功を収めた。

ウィルソンさんの波乱万丈な人生は、15年の伝記映画「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」で描かれた。1960年代の若きウィルソンをポール・ダノ、80年代の年長期をジョン・キューザックが演じ、本人公認のもと製作された同作品は、天才作曲家の光と影を丁寧に描写している。

22年には初の密着ドキュメンタリー「ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」が公開され、ブルース・スプリングスティーンエルトン・ジョンニック・ジョナスら音楽界の著名人が出演。3年間の撮影期間を経て完成した同作品では、ジム・ジェームス(マイ・モーニング・ジャケット)との共作による新曲「Right Where I Belong」も収録されている。

ウィルソンさんには7人の子どもがおり、娘のカーニー・ウィルソンとウェンディ・ウィルソンはウィルソン・フィリップスとして音楽的成功を収めている。

革新的なハーモニーと美しいメロディーで音楽界に革命をもたらしたウィルソンさんの死去は、世界中の音楽ファンと映画ファンに深い悲しみをもたらしている。彼が遺した楽曲の数々は、これからも映画の中で永遠に響き続けることだろう。


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