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【昭和世代歓喜】斉藤由貴、南野陽子、浅香唯――歴代“麻宮サキ”が丸の内TOEIに集結!

2025年6月7日 21:05

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この夏、閉館する東京・有楽町の映画館「丸の内TOEI」で6月7日、「スケバン刑事フェスティバルinさよなら 丸の内TOEI」が開催され、初代・麻宮サキを演じた斉藤由貴、2代目の南野陽子、3代目の浅香唯が登場した。歴代の麻宮サキが“スケバン”関連の上映イベントで勢ぞろいするのは、これが初めて。1980年代に一世を風靡した3人がヨーヨーを手に、名セリフを披露すると、会場に駆けつけた昭和世代のファンは大歓声をあげていた。

斉藤は「(放送から)40年後に、おふたりと同じステージに立つなんて、とても感慨深い」と感無量の面持ち。デビュー当時から親交はあったものの、「当時は殻があって、緊張したし、特に私は自分から心を開くのが難しかった」といい、「でも、お互いにいい年だから(笑)。いまはフランクに話せるようになって、年をとるのもいいことだなと思います」と、笑顔を見せた。

「こんにちは、麻宮サキです!」と元気な挨拶を披露した南野も、「40年という時を超えて、皆さんとこんな素敵な時間を持てるなんて」と大喜びだ。当時は3人揃って、アイドルとして多忙を極め「お話しする機会はほとんどなかった」。それでも「いまは、まるで毎日一緒だったように、しゃべれるようになった。この関係性が素敵」としみじみ語った。

そして、浅香は「風間唯です」と“襲名”前の名前で自己紹介し、「今日という日を、楽しみに待ってくださった方がたくさんいるとうかがいました。私もそのひとりです!」と声を弾ませる。「デビューは同じですが、私にとっては、おふたりとも大先輩」(浅香)、「斉藤さんは、私にとっても大々先輩」(南野)、「私はたまたま初代だから、真ん中に立っているだけ」(斉藤)と会話に花を咲かせていた。

約40年前の出演オファーを振り返り、斉藤は「私は嫌でした!」ときっぱり。「原作に描かれる麻宮サキは、ビジュアル的にもかけ離れていた。最初は困りましたし、モヤモヤしていた。駆け出しの私をマネージャーさんは売り出さないといけないし(笑)」と振り返った。

南野も「最初は困りました。学園ものが決まったと喜びましたが、斉藤由貴ちゃんの次だっていうし、鉄仮面をかぶっているし(笑)。運動も苦手なので、アクションはあるのかなって不安がありました」。一方、浅香はオーディションで主役を勝ち取り、「忍者設定ですから! 忍者走りの特訓もしました」と秘話を明かした。

トレードマークのヨーヨーに関しては、斉藤が「ヨーヨーを見ずに、歩きながら、セリフを言う。それもヨーヨーは吸い込まれるように、手に収めないといけないから大変」と当時の苦労を語り、「26回NGを出したこともあって。当時はフィルムだから、NGを出せば出すほど、予算を圧迫して」。この告白に対し、南野は「私は現場で『26回までならNGを出していい』と言われた(笑)」と感謝を示した。また、浅香は「子どもたちの人気がすごかった」と述懐し、「だから、普段から常にヨーヨーは持ち歩いていて、スーパーとかで見せていた」と、日頃のファンサービスを語っていた。

「当時はふたを開けるまで、どうなるか分からない特殊な作品だったから、3人とも結果を知らず、よいしょって飛び込んで全力を尽くした。だから、初代、2代目、3代目で、ともに戦った感覚があるのかもしれませんね」(斉藤)

イベントの最後には、斉藤が「東映には素敵な思い出がたくさん。(丸の内TOEIが)なくなるのは、さみしいですが、新しいステップだと思うと感慨深いです」とお別れの挨拶。「もうこの場に立てないのは、さみしいですが、ラストに3人で来られたのは宝物」(南野)、「長いこと愛される『スケバン刑事』のすごさを感じました。みんなで一所懸命、魂をこめてつくった作品で、いま見ても色あせない」(浅香)と、ファンにメッセージを送った。

この日は、「スケバン刑事」第1期テレビシリーズから4エピソード(第1話、第2話、第16話、第24話)、劇場版「スケバン刑事」、劇場版「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」が上映された。

【「スケバン刑事」とは?】

原作は「花とゆめ」(白泉社)にて1976年1号から82年24号まで連載されていた和田慎二の漫画作品。連載終了後の85年に斉藤由貴主演・東映制作でテレビドラマ化された。学生刑事となった少女が、桜の代紋が入った特殊合金ヨーヨーを武器に、学園に蔓延る悪や、日本を支配しようとする闇の組織に立ち向かうエンタメ性の高いストーリーと、アイドルを主演に迎えた学園アクションの独特な世界観が好評を得て、一躍人気番組になった。

この人気を引き継ぎ、主演を南野陽子に替えた第2作「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」、主演を浅香唯らに替えた第3作「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」が放送され、それぞれ人気を博した。その後、「II」の後日談的物語にあたる映画「スケバン刑事」(87)、「III」の劇場版となる映画「スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲」(88)が公開。三代にわたり“麻宮サキ”を演じた85年歌手デビュー組の女優たちにとっての出世作となった。

【今後も豪華ゲストが登場「さよなら 丸の内TOEI」】

1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」は、7月27日に閉館。現在、開催中の「さよなら 丸の内TOEI」特別興行は、期間中に「網走番外地」「仁義なき戦い 広島死闘篇」といった往年の名作から、「ONE PIECE FILM RED」「レジェンド&バタフライ」など近年の話題作に至るまで80タイトル以上を特集上映している。

また、6月21日に「あぶない刑事」と「またまたあぶない刑事」が上映され、主演した舘ひろし柴田恭兵による舞台挨拶が決定。6月28日には、「ビー・バップ・ハイスクール」が上映され、同作がデビュー作となった仲村トオルが舞台挨拶を行う予定だ。

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