「キャシアン・アンドー」シーズン2、ネタバレあらすじ・注目セリフ・トリビアまとめ 毎週「スター・ウォーズ」の新作映画を見るような濃密さ!
2025年5月21日 10:00

ディズニープラスで配信中のドラマシリーズ「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」シーズン2が最終話を迎えた。「スター・ウォーズ」の歴史において最も重要な存在に位置づけられる、反乱軍の誕生秘話を描く本作。完結編となるシーズン2は、「シリーズ史上最も泣ける作品」との呼び声も高い映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」に直結するまでの4年間の物語が展開する。
また、シーズン2は、連続性のある1年間の出来事を計3話で描き、それらを毎週、一挙に配信するスタイルをとっていた(つまり4年間を全12話で描いた)。その形式によって、ファンにとっては週に1度、2時間前後の「スター・ウォーズ」新作映画を楽しめるような濃密な時間となった。もちろん、前シリーズに引き続き、エグゼクティブプロデューサーと脚本を務めるトニー・ギルロイによる緻密な脚本と迫力のアクション、奥深い人物造形も健在だ。
この記事では「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」シーズン2のあらすじ、各話の注目したいセリフとトリビアをご紹介する。
※この記事には、「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」シリーズのネタバレとなる記述があります。未見の方は、十分にご注意ください。

・ルーセン・レイエル/ステラン・スカルスガルド(菅生隆之)
・モン・モスマ/ジュネビーブ・オライリー(さとうあい)
・ビックス・カリーン/アドリア・アルホナ(米田えん)
・デドラ・ミーロ/デニース・ゴフ(浅野まゆみ)
・シリル・カーン/カイル・ソーラー(小林親弘)
・リオ・パータガス/アントン・レッサー(高岡瓶々)
・ヴェル・サルサ/フェイ・マーセイ(ニケライ・ファラナーゼ)
・シンタ・カース/ヴァラダ・セス(千種春樹)
・クレヤ/エリザベス・デュラウ(佐古真弓)
・ソウ・ゲレラ/フォレスト・ウィテカー(立木文彦)
・ウィルモン・パーク/ムハンナド・バイアー(中尾智)
・オーソン・クレニック/ベン・メンデルソーン(三上哲)
・K-2SO/声:アラン・テュディック/(野中秀哲)

故郷・フェリックスの反乱から1年――。反乱軍エージェントのキャシアン・アンドーは、帝国軍の試作機・TIEアベンジャーを盗むため、大胆にもテストパイロットとして試験施設に潜入。格納庫から帝国軍機をジャングルの衛星へと飛ばすことに成功する。しかし、仲間との合流地点に着陸したキャシアンは、マヤ=ペイ旅団という反乱組織の内紛に巻き込まれて、足止めを食らった。
その頃、ビックス・カリーンやウィルモン・パーク、キャシアンの親友・ブラッソらは、農耕惑星のミーナ=ラウに身を隠しながら、慎ましい生活を送っていた。惑星・シャンドリラで、元老院議員・モスマが娘・リーダ(ブロンテ・カーマイケル)の結婚式を準備している間、野心家で帝国に忠実なクレニック長官は、帝国保安局の主要メンバーと秘密会議を開き、惑星・ゴーマンについて話し合う。ゴーマンには、帝国に“無限のパワー”をもたらす地下鉱物・カルカイトが眠っており、それを力づくで奪おうと、恐るべき計画を進めようとしていたのだ。

「ゴーマンは帝国にとって非常に興味深い惑星だ」(クレニック長官)
正史にたびたび登場し、本作の重要なカギを握る惑星・ゴーマンが登場。ターキン提督が起こしたゴーマンの虐殺以降、人々の心には帝国への抵抗が静かに根付いている。

キャシアンが帝国から盗み出したTIEアベンチャーのパスワードとして、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の冒頭に登場した惑星・カフリーンが登場している。“カフリーンの環”は、反乱軍の情報将校として戦うキャシアンが、デス・スターの情報を掴む重要な場所だ。

帝国軍がミーナ=ラウに到着。フェリックスでの暴動後に逃亡し、いまは違法移民として身を潜めるビックスらに危険が迫る。コルサントでは、帝国保安局監督官のデドラ・ミーロが、ゴーマンでの新たな任務に身震いする一方で、フェリックスでの暴動で急接近したシリル・カーンと同居生活を始めていた。また、シリル自身も地道な努力が認められ、昇進を果たしていた。
シャンドリラでは、モスマの反乱軍への資金提供の隠れみのが、危険にさらされていた。幼なじみで腹心でもある銀行家、テイ・コルマ(ベン・マイルズ)が、妻との別居や事業の不振といった個人的トラブルによって、窮地に追い込まれ、モスマに見返りを求めてきたのだ。また、モスマの従姉妹・ヴェルは、ともに反乱活動を戦うシンタと連絡がつかないことに不安を隠せない。いまだ、捕虜としてジャングルで足止めされたキャシアンは、マヤ=ペイ旅団の面々を出し抜き、脱出を企てていた。

「アクシスの件は? 兼務は無理です」(デドラ・ミーロ)
アクシスとは、帝国側が反乱活動の中心人物であるルーセンにつけたコードネーム。デドラがフェリックスでの失態を経て、いまもなお、ルーセンに執着していることがわかる。

ついにTIEアベンジャーを奪還し、ミーナ=ラウを目指すキャシアン。彼が足止めされていた場所こそ、後に「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」に登場した反乱軍の拠点、衛星ヤヴィン4だった。当時は、まだまだ開拓途中で、鬱蒼としたジャングルが広がっているだけだったことがわかる。

キャシアンはコルサントとの通信に苦戦し、不慣れなTIEアベンジャーの操縦を何とかこなすので精一杯だった。そんな彼が目指すミーナ=ラウでは、人口調査の名目で、帝国軍が反乱分子のあぶり出しを強行。ビザを持たないビックスらに危機が訪れ、彼女に襲いかかろうとした帝国士官の暴挙によって、さらなる悲劇が巻き起こる。ついにキャシアンは、ミーナ=ラウにたどり着くが、そこで目にしたのは親友・ブラッソの死だった。
シャンドリラでは、モスマの娘の披露宴が盛大に執り行われていた。結婚相手は、悪名高い実業家、ダヴォ・スカルダン(リチャード・ディレイン)の息子で、新郎新婦はともに10代という若さだ。披露宴には、反乱活動を主導するルーセンが、古美術商として出席しており、精神的に不安定なコルマに対し、非情な決断を下していた。後戻りできない現実を前に、モスマは強い酒と鳴り響く音楽の勢いで、踊るしか術がなかった――。

「延期すればいい。勇気ある決断として記憶されるわ」(モン・モスマ)
不本意な政略結婚で、娘・リーダを嫁がせるモスマは、気持ちの整理がつかぬまま、結婚を取りやめてもいいと提言するが、リーダは母の無責任な欺瞞を見抜いている。

アニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」に登場した、モン・モスマの補佐官、アースキン・セマージ(ピエロ・ニール=ミー)が実写で初登場。リーダの結婚式に参列し、自らの生い立ちからモスマへの感謝の気持ちを語っている。

ミーナ=ラウでの悲劇から1年――。キャシアンとビックスは、コルサントにあるルーセンの隠れ家に身を潜めながら、彼の依頼で反乱に関わる任務をこなす日々を送っていた。しかしビックスは、過去に帝国軍から受けた心理的拷問のトラウマに、いまも苦しんでいた。
モスマが元老院での政治活動を通じて、ゴーマンの人々を助けようとする一方、シリルはゴーマンの首都・パルモにある地方基準局での任務を満喫し、恋人で帝国保安局のデドラのために二重スパイとして、密かに活動していた。反乱分子であるゴーマン戦線のメンバーから連絡を受けたシリルは、地下組織への参加を正式に申し出られる。彼は市役所の集会に出席し、市議会議員で地元の実業家、そしてゴーマン戦線のリーダーであるカロ・ライランツ(リシャール・サムエル)と接触する。
惑星・ディカーにあるソウ・ゲレラの隠れ家では、軟禁状態となったウィルモンが、ゲレラ率いる抵抗勢力に協力し、燃料パイプラインの迂回装置を設置するという危険な作業を強いられていた。

「あなたが言う通り、これが戦争なら、何を救うかなんて決められない。何を失うかも」(ビックス・カリーン)
激務とストレスで追い込まれるキャシアンとビックス。いまは「戦争中だ」と諭すキャシアンに対し、ビックスは「全てを諦めるなら勝たなければ」とも語っている。
ソウ・ゲレラが活動拠点にしている惑星・ディカーは、後に「スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒」で、レイア・オーガナが率いるレジスタンスの拠点にもなった場所。撮影は「フォースの覚醒」と同じく、英バークシャーにある空軍基地の跡地で行われた。

ルーセンの指令を受けたキャシアンは、“服飾デザイナーのヴァリアン・スカイ”になりすまし、繊維業がさかんなゴーマンの首都・パルモに潜入。ゴーマン戦線と接触するが、彼らの未熟さを目の当たりにする。ルーセンの思惑に反し、キャシアンをゴーマン戦線に加担させる計画は頓挫した。
ルーセンとクレヤにも、危機が迫っていた。スカルダンが所有する骨董コレクションに贋作が見つかったため、総点検が実施されることになり、とある骨董品に仕掛けた盗聴器が発見される可能性が出てきたのだ。
一方、保安局の捜索によって、オフィスから盗聴器が発見されたシリルは激怒するが、それはゴーマン戦線を欺くための芝居だった。いまだ軟禁状態のウィルモンは、ゲレラの壮絶な過去に触れ、彼が真に冷酷で常軌を逸した反乱軍のリーダーであることを思い知らされる。

「溺れているのに、制御できていると装っている」(ルーセン・レイエル)
反乱のフィクサーとして、文字通り“友達はあちこちにいる”広範囲のネットワークを築いたルーセンだが、反乱軍を追うISB(帝国保安局)によって次第に追い詰められる。
ゲレラが採取しようとするライドニウムは、宇宙船の燃料になるが、人体には有害。「マンダロリアン」シーズン2の第7話「チャプター15:信奉者」で、ボバ・フェット(テムエラ・モリソン)が「揮発性が高く、爆発しやすい」と語るように、取り扱いには注意を要する。ゲレラの狂気を目の当たりにしたウィルモンは、自らもライドニウムを吸い込み、燃料=反乱分子になると決意したのかもしれない。

ゴーマンから帰還したキャシアンは、留守中に内緒でビックスを訪問したルーセンに怒りをぶつける。ルーセンにとって、いまも精神的に不安定な状況が続くビックスは、悩みの種になっていた。モスマは夫・ペリン(アラステア・マッケンジー)とともに、スカルダンの夜会に出席。そこには、クレヤの姿もあり、ISB将校で内通者のロニ・ヤング(ロバート・エムズ)の協力を得て、骨董品から盗聴器を取り外すことに成功していた。
キャシアンに代わって、ルーセンがゴーマンに派遣したのが、ヴェルとシンタだった。戦友で恋人同士でも、ふたりの再会は1年ぶりだ。しかし、ゴーマン戦線と合流し、帝国軍の武器を強奪するミッションの途中、味方の誤射によってシンタはこの世を去る――。一方、キャシアンとビックスは、帝国軍の施設を急襲。ビックスを拷問で苦しめたドクター・ゴースト(ジョシュア・ジェームス)の命を奪い、復讐を果たした。

「命令に従えないなら、準備なんて無駄」(ヴェル・サルサ)
ヴェルは、実戦経験が浅く、反抗的な態度も見せるゴーマン戦線のメンバーに不安を隠せない。悪い予感は的中し、若い戦士の暴走で、愛するシンタの命が奪われた。

モスマは夜会で、レイアの養父である元老院議員だったベイル・オーガナと遭遇する。「スター・ウォーズ」エピソード1~3、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」、ドラマシリーズ「オビ=ワン・ケノービ」まで、ジミー・スミッツがベイル・オーガナ役を務めてきたが、スケジュールの都合で、今回からベンジャミン・ブラットが演じている。

ゴーマン戦線の強奪から1年――。帝国軍による弾圧は続いており、検問所や夜間外出禁止令の発布、そして完成間近の建設工事など、事態は深刻化している。モスマ議員が外交的解決を模索する一方で、クレニック長官はゴーマンの制圧作戦に目を向け、デドラが地上で指揮を執っている。しかし、派遣されたカイドー大尉に実質的な指揮権を奪われ、心穏やかではいられない。
一方、ヤヴィン4では、反乱軍が本格的な作戦拠点を築きつつあり、キャシアンとビックスも合流し、その体制が整おうとしていた。そこにウィルモンが久しぶりの帰還を果たし、「デドラを殺すなら、警備が手薄なゴーマンにいる間に実行しろ」という、ルーセンからのメッセージが伝えられた。キャシアンは、ウィルモンとともにゴーマン入り。約1年ぶりに訪れたこの地は、帝国側が流布するプロパガンダにあおられ、一触即発の状況だった。

「ヤヴィンの安全を享受する者は、忠誠を宣言しなければならない」(ドレイヴン将軍)
徐々にメンバーが増えるヤヴィンでは、規律を保つために、さまざまなルールが定められ、組織化が進む。ルーセンによる隠密的な活動とは、大きな違いが見え始める。

パータガス少佐が劇中で言及する惑星・イードゥは、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」でゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)が連行され、デス・スター建造の研究開発を強制された施設がある場所だ。同作にも登場するキャシアンは、ゲイレン暗殺の密命を担っていた。なお、ドレイヴン将軍(アリスター・ペトリ)も「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」に登場している。

数年にわたり帝国が準備を進めてきた、KXドロイドを投入した恐るべき虐殺計画がついに始動。ストームトルーパーによる銃撃も加わり、慰霊碑前の広場で、デモを行っていた多くの市民が犠牲になる。ようやく、帝国の真の目的に気づき、自分が策略の駒でしかなかったことを悟るシリルは、混乱を極める現場で、人生を狂わされたキャシアンと邂逅。激しい格闘を繰り広げるが、最終的にはライランツに銃撃され、この世を去った。
キャシアンは、ウィルモンを連れてゴーマンからの脱出を試みるが、ウィルモンはゴーマン戦線のメンバーで、恋人のドリーナ(エラ・ペッレグリーニ)を置いてはいけないと、ゴーマンに残ることを選択した。その頃、ゴーマンでの市民虐殺は、市民側のテロ行為として銀河中に大々的に報じられ、“殉職”した帝国軍兵士を追悼するプロパガンダが、コルサントにも届いた。モスマとベイル・オーガナは、現職議員としての最後の演説を計画する。

「希望があるから戦える」(ホテルのフロント係・セラ)
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」では、主人公のジン(フェリシティ・ジョーンズ)、そしてキャシアンが同じセリフ「Rebellions Are Built On Hope.」を発している。

「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」に登場する警備ドロイドのK-2SO。同作で彼は「過去に過ちをおかしている」と語っていたが、その真実とキャシアンとの出会いが、本エピソードで明らかになった。もともとは帝国軍の兵器だったが、キャシアンがそのデータを消去し、反乱軍用に再プログラムした。

ゴーマン虐殺の余波がおさまらないなか、モスマはISBの盗聴や、腹心のアースキンが、実はルーセンの指示で動いていた事実に打ちのめされながら、議員生活にピリオドを打つ演説を準備していた。ゴーマンの惨状を訴え、帝国を公然と批判する内容は、即逮捕につながるだけに、ベイル・オーガナは、演説後のモスマを救出するチームを派遣するが、そのうちのひとりが二重スパイであることに気付いていない。
一方、コルサントの議事堂に記者として潜入したキャシアンは、モスマと接触(ふたりが出会うのは、これが初めて)。帝国側の包囲網をくぐり抜け、モスマを安全な場所へと送り届けると、「皆の“希望”になってくれ」と伝えた。ゴーマンから帰還したウィルモンは重傷を負っており、予断を許さない状況。任務を終えたキャシアンは、ヤヴィン4に戻り、ビックスに反乱活動から足を洗うと宣言する。一緒に静かな場所で暮らそうと提案するが、ビックスはある決断をしていた。

「真実の死は、悪の究極の勝利だ」(モン・モスマ)
テレビ中継もされているなか、公然と帝国を批判し、「私たちが生み出した怪物、パルパティーン皇帝!」と真実を突きつけたモスマ。この行動は、反乱軍リーダーとなる彼女の新たな一歩となった。
ビックスが、ヤヴィン4から姿を消したのと同じ頃、兵士たちの持ち物検査を行ったヴェルは、見覚えのあるブラスターの存在に気づく。持ち主は、シーズン1でキャシアンと一緒に、衛星・ナーキーナ5の帝国刑務所から脱出したルースコット・メルシ(ダンカン・パウ)だった。メルシは「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」にも反乱軍兵士として登場し、K-2SOとともにジンを救出する。

ヤヴィンの戦いまで、あと1年――。ルーセンは、帝国保安局に潜入している協力者のヤングから、自身の身に危険が迫っていること、そして、皇帝の真の目的がデス・スターの建造であることを知らされる。ゴーマン、スカリフ、カイバー、クレニック、アーソ。断片的な情報を助手のクレヤに伝えると、自身も骨董店に隠し持つ通信機を破壊するが、ついにデドラに居場所を突き止められる。覚悟を決めたルーセンは、自分が握った機密を葬るため、命を絶つことを選択。危篤状態で病院に運ばれる。
クレヤの脳裏によぎるのは、戦争孤児となり、そこで当時軍人だったルーセンに助けられた幼少期の記憶だ。各地を転々としながら、帝国の残虐さを目の当たりにし、クレヤは、ルーセンから人生の“選択”を学んだ。そんな彼女は、ルーセンの選択の真意を悟り、帝国軍の厳重な監視をかいくぐり、ルーセンが治療を受ける病院に潜入。自らの手でルーセンの生命維持装置を取り外した。ときに父親のような存在であったルーセンの死に、クレヤは涙を見せるのだった。

「手遅れだ。反乱の火種はすでに飛び散った。あちこちに」(ルーセン・レイエル)
デドラは、長年“アクシス”のコードネームで追い続けてきたルーセンをついに追い詰める。しかし、すでに反乱勢力は各地に拡大。デス・スターに関する情報も、クレヤに託されていた。
何者か(恐らくはルーセン)に銃殺されたヤングの遺体に近づくのが、トゥーカと呼ばれるネコに似たクリーチャーだ。過去には、ドラマシリーズ「マンダロリアン」「スター・ウォーズ アソーカ」にも登場している。ちなみに、本エピソードでは“ピックス”という名前が付けられており、ある視覚効果アーティストが最近亡くした飼い犬にちなんでいる。

ルーセン捜査にまつわる失態が原因で、デドラは逮捕され、クレニックにはデス・スター計画の情報を漏洩させたと疑われる。病院爆破の犯人として追われることになったクレヤは、コルサントの隠れ家から通信機を使って、ヤヴィンに向けて緊急信号を発信。それを受信したキャシアンとメルシ、K-2SOは、上層部の許可を得ないまま、コルサントに急行する。
デドラから権限が移行されたヒアート(ジェイコブ・ジェームズ・ベスウィック)は、デドラの助言を手がかりに、クレヤの居場所を突き止めると、保安局を率いて突入を試みる。ひと足早く、クレヤと合流したキャシアンは、そこでルーセンの死とデス・スター計画を知らされる。クレヤをヤヴィンに連れ帰ろうとするが、彼女はルーセンへの風当たりが強いヤヴィンに行くことを拒むのだった。
「いくら批判しようが真実は不変だ。ルーセンなしにここは存在しない」(ウィルモン・パーク)
キャシアンの規則違反について、ドレイヴン将軍から責められたウィルモンは、ルーセンの命がけの暗躍こそが、ヤヴィンの礎を築いたと力説する。

ヤヴィンにある家で、キャシアン、メルシ、K-2SOが遊ぶゲームは、古い麻雀とドミノから着想を得たもので、タイルのデザインを担当したグラフィックデザイナーが、ルールも設定した。「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」に登場するチェスのようなゲーム、デジャリックに代表されるように、ゲームを通して登場人物の性格が垣間見えるのが、「スター・ウォーズ」流のさりげない演出だ。

迫りくる保安局。彼らを全滅させたのが、かつては帝国軍の兵器ドロイドだったK-2SOだった。無事にクレヤを救助したキャシアンらは、ヤヴィンへと帰還する。キャシアンは早速、ルーセンが命がけで入手した情報を、ベイル・オーガナやモスマも名を連ねる反乱軍の上層部に報告。しかし、情報源がルーセンである点に疑念を抱くメンバーもいて、デス・スターをめぐる作戦行動の是非は結論が先送りされる。
だが、ソウ・ゲレラのもとに潜入させている情報屋から「キャシアンに会いたい」とメッセージが来たことから、キャシアンの報告の信ぴょう性が高まった。ゲレラは惑星・ジェダを拠点に、デス・スター建造に欠かせない地下資源・カイバークリスタルの輸送を妨害していたのだ。
パータガスは自害し、デドラは投獄され、ミーナ=ラウで穏やかに暮らすビックスは、赤ん坊を抱いている。そして、キャシアンはK-2SOとともに、デス・スターの情報を掴む重要な場所であるカフリーンへ旅立つ。物語は「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」へ――。

「フォースと共にあらんことを、キャプテン」(ベイル・オーガナ)
ついに「スター・ウォーズ」シリーズの名ゼリフが登場。また、キャシアンが反乱軍の大尉であることも、このセリフから読み取ることができる。
カフリーンへ旅立つキャシアンが着用しているジャケットは、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の冒頭シーンと同じデザイン。「スター・ウォーズ キャシアン・アンドー」と「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」が直結していることが、改めて印象づけられている。


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