大泉洋「探偵はBARにいる」第4弾に意欲! 丸の内TOEI閉館までに完成させる?
2025年5月14日 21:35

東京・銀座の映画館「さよなら 丸の内TOEI」特別興行が、閉館日の7月27日まで実施中だ。5月14日には「探偵はBARにいる」シリーズ全3作が一挙上映され、主人公の私立探偵を演じた大泉洋、その相棒・高田役の松田龍平が舞台挨拶に立った。

「探偵はBARにいる」シリーズは、東直己の原作「ススキノ探偵シリーズ」を実写映画化した人気シリーズで、「探偵はBARにいる」(2011)、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(13)、「探偵はBARにいる3」(17)の3作品が製作された。各作品の初日舞台挨拶は、すべて丸の内TOEIで開催。大泉と松田の両名が、同劇場で舞台挨拶に立つのは約7年半ぶりで、久しぶりのコンビ集結にファンは大歓声をあげた。
冒頭の挨拶で、大泉は「本日は『かくかくしかじか』の舞台挨拶に……」と公開が迫る出演作の話題を投下。「正直、私はいま『探偵』の舞台挨拶をしている場合じゃないんです」と爆笑をさらった。松田も負けじと「今日は『探偵はBARにいる4』の舞台挨拶にお越しいただき、ありがとうございます」と小ボケ。ブランクを感じさせないコンビ仲を披露した。

やはり、ファンの関心事はシリーズ第4弾の製作だ。大泉は「言ってますよ、プロデューサーにも。一生やりましょうなんて言って、実際にはやりゃしない。『室町無頼』をやってる場合じゃない! 『探偵は無頼無頼(ぶらぶら)している』とか。それ無頼(くらい)やりたいんです」と、東映配給の主演時代劇を引き合いに、ジョークを飛ばす。一方、松田は「この人が忙しくて。僕は準備万端です」と静かに闘志を燃やした。
すると、大泉は「やっぱり、ヒロインが大切」と力説。松田が「いままで、素敵なアダルティな女優さんだったので、子役とはどうですか?」と提案すると、大泉は「子どもに振り回される探偵、いいと思う。突然、子どもがBARにやって来て『パパ?』って(笑)。手紙を持っていて『この子は、あなたの子どもです』って書いてあったり」とアイデアが止まらない。

しかし、松田は「でも、劇場がなくなっちゃうんですよ……」としょんぼり。それでも、大泉は「ストーリーは固まったし、(閉館日の)7月27日までには公開できそう。監督も脚本も私がやるかもしれません。早速、明日から子役のオーディションを始めたい」と前向きな姿勢を示し、客席は大きな拍手に包まれた。

改めて、大泉は「毎回『探偵』シリーズは、ここで初日舞台挨拶をやらせてもらって、次回作決定を発表したことも。今日は最後に素敵な思い出をもらえた」と、丸の内TOEIに対して感謝の言葉。「閉館には間に合わなかったですが、第4弾は作らなくてはいけない。不思議な魅力にあふれたこの人(松田)とも、またお仕事したいですね」と意欲満々。松田も「第4弾は間に合わなかったですけど、お世話になった劇場で大泉さんと一緒に壇上に立てて、良かった。うれしい思いでいっぱいです」としみじみ語っていた。
1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」は、7月27日に閉館。現在、開催中の「さよなら 丸の内TOEI」特別興行は、期間中に「網走番外地」「仁義なき戦い 広島死闘篇」といった往年の名作から、「ONE PIECE FILM RED」「レジェンド&バタフライ」など近年の話題作に至るまで80タイトル以上を特集上映している。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

ハリポタファンに激烈にオススメ
【本気で良かった】夢と魔法のような、最高の空間…特別すぎる体験でした【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

え、伊藤英明!? すごすぎる…!
【狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!】地上波では絶対ムリ!? 超暴力的・コンプラガン無視の超過激作!
提供:DMM TV

是枝裕和監督作品「ラストシーン」
iPhone 16 Proで撮影。主演は仲野太賀と福地桃子。(提供: Apple)