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ジェームズ・キャメロンが映画化予定の原爆歴史書オーディオ版にマーティン・シーン

2025年5月9日 11:00

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「地獄の黙示録」のナレーションを務めたマーティン・シーン
「地獄の黙示録」のナレーションを務めたマーティン・シーン
Photo by Amy Sussman/WireImage/Getty Images , Photo by Cindy Ord/Getty Images for CNN

ジェームズ・キャメロン監督が映画化を予定している歴史ノンフィクション書「Ghosts of Hiroshima」のオーディオブック版のナレーションに、「地獄の黙示録」のマーティン・シーンが起用された。米Deadlineが第一報を報じた。

このプロジェクトはキャメロン監督にとって15年越しのライフワークであり、エミー賞3度受賞のシーンの参加はその夢の一部であった。キャメロンはDeadlineに対し、「『地獄の黙示録』のナレーションは今でも私を魅了する。今回のような重いテーマにこそ、彼の持つ重厚さと人間味が必要なのだ」と語っている。

キャメロン監督は、チャールズ・ペレグリーノが著した「Ghosts of Hiroshima」の映画化権をすでに取得しており、「アバター」の製作スケジュールが許す限り早く撮影に入る予定だ。実現すれば、1997年の「タイタニック」以来、「アバター」シリーズ以外で初めての劇場用映画となる。同作は「妥協なき劇場用映画」として製作されるという。

原作本は、1945年の広島原爆投下から80年後にあたる2025年8月5日に米国で出版される。ペレグリーノの著作は、被爆者の証言と法医学的考古学の新しい知見に基づいているという。映画では、第二次世界大戦中に広島での原爆を生き延びた日本人男性が長崎行きの列車に乗り、さらにそこでの原爆も生き延びたという実話に焦点を当てる。

キャメロン監督はDeadlineに対し、「この題材は長年映画化したいと思いながらも、どのように描くべきか葛藤し続けてきたものだ」と語った。「私は、広島と長崎の両方の原爆を生き延びた山口彊さんが亡くなる直前、病院で面会した。彼は自らの物語のバトンを私たちに託してくれた。だから私はこれをやらなければならない。背を向けることはできないのだ」と使命感をみなぎらせる。キャメロンとペレグリーノはその訪問の際、「彼の特異で苛烈な体験を後世に伝える」ことを誓ったという。

著者のペレグリーノは、「タイタニック」や「アバター」シリーズで、キャメロン監督の科学顧問を務めている人物。科学的な著述は、マイケル・クライトン著「ジュラシック・パーク」にも直接的な影響を与えている。山口さんの体験は、2010年に出版された「The Last Train From Hiroshima: The Survivors Look Back」につづられており、同作は15年に「To Hell and Back: The Last Train From Hiroshima」として再出版された。

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