コッポラがAFI生涯功労賞を受賞 盟友スピルバーグとルーカスが祝福
2025年4月30日 08:00

「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」で世界的名声を確立した巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督(85)が、アメリカ映画界で最も権威ある賞の一つ、AFI(アメリカ映画協会)生涯功労賞の記念すべき第50回受賞者に選出された。4月26日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた授賞式では、長年の盟友であるスティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが直々に賞を贈呈した。
1973年に創設されたこの賞は、「映画芸術を根本的に発展させ、時の試練に耐えた作品を生み出した」人物に贈られる。第1回受賞者は西部劇の巨匠ジョン・フォード監督。近年では、ニコール・キッドマン(2024年)、ジュリー・アンドリュース(2022年)、デンゼル・ワシントン(2019年)らが名を連ねている。
ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた授賞式には、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ハリソン・フォードをはじめ、コッポラ作品で知られる名優たちが駆けつけた。
「彼は独立系アーティストの戦士であり、同時に新しいアイデアや意見に対して心を開く恐れを知らない人物です」とスピルバーグは称えた。一方、ルーカスは「22歳の時、彼は私に『崖から飛び降りることを恐れるな』と教えてくれました。それ以来、私はその言葉を胸に生きてきました」と、コッポラとの50年以上に及ぶ絆について心温まるエピソードを披露した。
イタリア系移民の孫として生まれたコッポラは、音楽家の父カーマイン・コッポラの影響も受けながら、UCLA在学中から映画製作に情熱を注いだ。1972年の「ゴッドファーザー」で世界的成功を収め、「ゴッドファーザーPARTII」と「地獄の黙示録」でも批評家から絶賛され、これまでに脚本家、監督、製作者として計6回のアカデミー賞に輝いている。
さらに、コッポラはジョージ・ルーカスとともにアメリカン・ゾエトロープを設立し、多くの映画人の才能を発掘・育成してきた。彼の家族もまた映画界で活躍しており、息子のローマン・コッポラと娘のソフィア・コッポラは映画監督として、甥のニコラス・ケイジは俳優として成功を収めている。
86歳を迎えた今も挑戦を続けるコッポラは、自身が所有するワイナリーの一部を売却して資金を調達し、長年温めてきた「メガロポリス」を完成させた。この作品は昨年のカンヌ国際映画祭で賛否両論を巻き起こしたが、映画に対する彼の情熱と革新性は、半世紀を超えて今なお映画界に新たな息吹をもたらし続けている。
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