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三谷幸喜×田中圭「おい、太宰」松山ケンイチが太宰治役に決定! 小池栄子、宮澤エマ、梶原善も参戦

2025年4月30日 06:00

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豪華キャストが集結
豪華キャストが集結
(C)WOWOW

三谷幸喜がオリジナル脚本を手掛け、自ら監督を務めた「ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』」に、小池栄子宮澤エマ梶原善松山ケンイチが出演することがわかった。あわせて、第2弾特報(https://youtu.be/Kuk-T3vHP-I)が公開された。

本作は、三谷のテレビドラマ初監督作「short cut」(11)、故竹内結子さんが主演した「大空港2013」(13)に続いて、一度もカメラを止めずに全編を撮影した“完全ワンシーンワンカットドラマ”シリーズ第3弾。12年ぶりとなる今作では、三谷が「山」「空」に続いて選んだ「海」を舞台に、太宰治を敬愛する男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディが展開する。主人公・小室健作役は田中圭が演じ、三谷作品初主演を務める。

太宰を敬愛する平凡な会社員の小室健作は、妻の美代子と一緒に出席した披露宴の帰り道、偶然、太宰が心中未遂を起こした海辺に迷い込む。太宰ゆかりの地に興奮した健作は、止められたにも関わらず暗い洞窟を進んでいく。その先にいたのは、なんと太宰に瓜二つの男だった。

三谷が脚本を手掛けたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条政子役を好演した小池は、太宰に惚れ込んでいる恋人・矢部トミ子役で出演。「記憶にございません!」「スオミの話をしよう」にも参加し、三谷作品の常連となった宮澤は健作の妻・小室美代子役。三谷が監督した全ての映画に出演している唯一の俳優・梶原は、健作と出会う漁師・打雷次郎役次郎役に加えて、双子の兄・四郎役、父親の四郎次郎役も担い、1人3役を演じる。太宰役は、太宰の同郷・青森県出身の松山に決定した。

三谷は「僕が考える理想的なワンシーンワンカットは舞台と映像の面白さのいいとこ取り。演劇的ですが演劇では絶対できない面白さがあり、こういうドラマは他にはありません」と語り、「役者さんの素晴らしさ、奇跡のような瞬間を見ることができます。シリーズ3本目にして、ようやく何か1つの到達点に来たかなと感じています」と自信をのぞかせている。

「ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』」は、6月29日午後10時からWOWOWで放送・配信。三谷とキャスト陣のコメントは以下の通り。


【脚本・監督:三谷幸喜
◆完全ワンシーンワンカットドラマ第3弾となる本作への思い
2011年の第1弾「short cut」から14年が経ちました。その間にワンシーンワンカットの長回しの作品が海外でもたくさん生まれ、1つのジャンルとして定着してきました。その中で僕が考える理想的なワンシーンワンカットは舞台と映像の面白さのいいとこ取り。演劇的ですが演劇では絶対できない面白さがあり、こういうドラマは他にはありません。役者さんの素晴らしさ、奇跡のような瞬間を見ることができます。シリーズ3本目にして、ようやく何か1つの到達点に来たかなと感じています。
◆キャストの皆さんの魅力
田中さんはこの作品をやるために生まれてきたんじゃないかというぐらいに素晴らしかったです。100分ほぼずっと走り回る役で相当疲れているはずですが、そういった姿を見せることがなかった。膨大な台詞も完璧でしたし、ものすごく頼りになる俳優さんです。
小池さんは画に入った瞬間に不思議と格調というか全体が締まるんです。昔の日本映画を見ているような感じがして、本当に素敵な女優さん。小池さんでなければ成立しないような、すごく面白い場面が多々ありますので、そこは見どころです。
宮澤さんは追い詰められると底知れぬパワーが出るんです。彼女がどんどん海に入っていくシーンがあるんですけど、びしょびしょになりながら絶叫してはじけた感じというのは、面白さとおかしさと何か悲しさみたいなものもありました。
梶原善はシリーズ3本全部に出ています。これはある意味、梶原善のシリーズだと言ってもいいぐらい。今回は1人3役をやるんですが、早着替えもあり、本人も本当にくたくたになっていました。上手く3役を演じていて見ごたえがあります。
松山さんは太宰治に思い入れがすごく強い方だったので、方言にもこだわり、最終的には身も心も太宰になりきっていました。太宰はかっこいい人という印象があるかもしれないですが、松山さんはハンサムだけどひょうきんでお茶目、すごく人間的な太宰治を演じてくれました。

小池栄子(矢部トミ子役)】
三谷さんのワンカットシリーズには出たいな。けど大変そう。でもいつか出たいな。と思っていたので、オファーを受けた時は嬉しさとドキドキとがありました。皆で舞台のように稽古し、撮影は1日1回! スタッフと共に気持ちを一つにし集中して挑む。何が起こるか分からない、アドレナリン出まくりで中毒性があり楽しかったです。芝居は何があっても止めない。という基本に立ち返る事ができ、素晴らしい体験でした!

宮澤エマ(小室美代子役)】
今まで参加させて頂いたどの三谷作品でも創造力と瞬発力を試されていると感じましたが、「おい、太宰」の撮影は更に集中力と対応力も求められる経験したことのない緊張と戦う現場でした。
稽古で作り上げた土台はあったものの、実際のロケーションでの撮影は日々変わる潮の満ち引きや天候との調整、その都度変わらざるを得ないタイミングやアクシデント(そして三谷さんの閃き)に全員で臨機応変に力を合わせて作り上げていくプロセスでした。私が演じた美代子も稽古場から自然の中に解き放たれて日毎にスパークして行き、最終的には稽古場と全く別人になった気がします。
ワンカットだと忘れてしまうカメラワークのその後ろで汗水流しながら全力で走り、隠れ、着替える姿を見て欲しいと思ってしまうほどカメラの裏側にもたくさんのドラマがありました。そんな裏側にも思いを馳せながら観ていただければ面白さも更に倍増するかと思います。

梶原善(打雷次郎・打雷四郎・打雷四郎次郎役)】
またまたまた、ワンシーンワンカットドラマのお話を頂いた、3回目である。今度はどんな話になるのかと思ってワクワクした。ワンシーンワンカットでやると思うとワクワクします「始まったら止められない“やっちまえ”」って。
がしかし今回は正直、今までで一番大変だったかも…
それは潮の満ち引きが大いに関係してくるから。
潮が満ちて引くといろいろと状況が変わる。
現場の状況、スタート時間、となると僕の起きる時間などなど。もっともっといろいろと大変だったと思う。スタッフ皆様、本当におつかれ様でした。
その苦労のおかげで凄いおもしろい作品になったのではないかと!
どうぞお楽しみ下さい。

ワンカット長回しは本番中に全く関係ない現地の人が入ってきても
俳優の誰かが放屁してもそれを踏まえて続けていかなければいけないので
本番中に何が起こるのかという楽しい緊張感がありました。
仕事でまた再会できた方もいて嬉しかったですし、今回初めてご一緒させていただいた方とも素敵な時間を過ごせたように思います。
撮影場所となった伊豆の景色も素晴らしく、その穏やかでゆったりとした景色も楽しんでもらえると思います。

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