松坂桃李×染谷将太が主演! 魚豊原作「ひゃくえむ。」9月19日公開、特報&ティザービジュアル公開
2025年4月21日 07:00

松坂桃李と染谷将太が、「チ。-地球の運動について-」の魚豊(うおと)氏の連載デビュー作を「音楽」の岩井澤健治が監督する劇場版アニメーション「ひゃくえむ。」で主演を務める。公開日は9月19日に決定し、特報予告とティザービジュアルが披露された。
同作は、「チ。」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊氏の連載デビュー作。陸上競技の世界で、100メートルというわずか10秒間の一瞬の輝きに人生を懸けた人間たちの栄光と挫折が描かれる。劇場版では小嶋慶祐がキャラクターデザイン・作画監督を務め、岩井澤監督が率いるロックンロール・マウンテンがアニメーション制作を担う。

松坂と染谷は「アントキノイノチ」(11)以来、14年ぶりの共演となる。松坂が演じるトガシは、生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も当たり前に手に入れてきた“才能型”。松坂は「原作を読んだ時に、登場人物の呼吸や、風を切っていく音、足が地面について駆けていく音、汗、体温を感じました。初めての経験でした。なにより、選手一人一人の葛藤や、繊細な心の機微に揺さぶられ、ページを捲る手が止まりませんでした。参加できることを、光栄に思うと同時に、とてつもなくプレッシャーも感じました」と明かしつつ、真摯に役に向き合う様子を窺わせた。染谷が演じる小宮は、辛い現実から逃れるために、ただ夢中で走り続ける転校生。トガシとの出会いから、さらに100メートル走にのめり込んでいく“努力型”でトガシと対照的な役どころだ。

染谷は「魚豊先生の原作を読んだとき、自分が風を切って走っているような躍動感を感じました。それをアニメーションに落とし込んだら、絶対面白い作品になるだろうなと。観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました」とアフレコを振り返りながら、作品の完成に期待を寄せる。松坂は「染谷くんとの共演は14年ぶりとなりますが、とても嬉しかったです。染谷くんが演じた小宮は、まさに小宮でした」とコメント。染谷は「桃李君は、声に力強さや、繊細さ、危うさとかいろんな表情を持っている方ですし、久しぶりに一緒にお仕事させてもらえるのが純粋に嬉しいです」と互いに共演の喜びを伝えあう。
ティザービジュアルは、正面へまっすぐな視線を向けるトガシと、競技服を着て足元に視線を落とす小宮の後ろ姿が描かれている。隣り合わせではあるが、同じ空間にはいない。ライバルとも親友ともいえる2人の静かで熱い闘争心が伝わるデザインだ。
特報映像では、小学生、高校生、社会人へと成長し、走り続けるトガシと小宮の姿を捉えている。疾走感ある楽曲とともに2人が出会い、競うアスリートたちが躍動する。選手たちの表情は一様に清々しいものではなく、時に険しく、悩み、勝負の世界に身を置く覚悟を滲ませる。「今日も勝たせてもらうよ」と余裕を見せるトガシに、「そう、頑張ってよ」とボソッと返す小宮。対照的な2人の関係、100メートル走に人生を懸ける2人の狂気と情熱を窺うことができる。映画は9月19日全国公開。
原作を読んだ時に、登場人物の呼吸や、風を切っていく音、足が地面について駆けていく音、汗、体温を感じました。初めての経験でした。なにより、選手一人一人の葛藤や、繊細な心の機微に揺さぶられ、ページを捲る手が止まりませんでした。そんな「ひゃくえむ。」のアニメーション映画に参加できることを、光栄に思うと同時に、とてつもなくプレッシャーも感じました。染谷くんとの共演は14年ぶりとなりますが、とても嬉しかったです。
染谷くんが演じた小宮は、まさに小宮でした。原作から感じた音や汗、体温がそのまま伝わる作品になっていることを願います。是非楽しみにしていてください。
魚豊先生の原作を読んだとき、聞こえないはずの100m走を走る音が聞こえてくるような、自分が風を切っているような躍動感を感じました。それをアニメーションに落とし込んだら、絶対面白い作品になるだろうなと心惹かれました。小宮には気持ちが先走って限界がどこだか分からなくなってしまうような人間味があり、僕自身にも響くところがあります。観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました。
(C)魚豊・講談社/「ひゃくえむ。」製作委員会
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

あなたがまだ出合っていない“人生の1本”
“生涯ベスト”の絶賛!笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)