楽しげなキャンパスライフが一変するクライマックス…萩原利久＆河合優実「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」メイキング写真4点

本作は、お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介が2020年に小説家デビューを果たした同名恋愛小説を、「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」の大九明子監督が映画化したもの。

(C)2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

大学生の小西徹（萩原利久）は、思い描いていたキャンパスライフとはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。そんなある日、お団子頭の女子大生・桜田花（河合優実）の凛々しい姿に目を奪われた小西は、思い切って彼女に声をかける。いろいろな偶然も重なり、またたく間に意気投合する2人。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が、小西の胸を刺す。その言葉は、小西が大好きだった、いまは亡き祖母の言葉と同じだった。そんな矢先にある出来事が2人を襲う。

(C)2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

公開されたメイキング写真は、主人公・小西を演じた萩原、そしてヒロイン桜田を演じた河合の撮影中の様子を捉えたもの。大九監督と笑顔でモニターを見たりと、関西大学の実際のキャンパスで撮影する様子や、全車貸切での撮影となった阪急電車のシーンの裏側では表情柔らかく、笑顔を見せる面々。等身大の大学生を演じるにあたって開放的な雰囲気で進んだ撮影を感じさせる。

(C)2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

その一方、お団子姿から一変、映画の最大の見せ場のひとつである、髪を下ろした桜田のシーンでは真剣に台本に向かい監督と打ち合わせする河合。映画の雰囲気が一変したクライマックスシーン、いずれも何度もテイクを重ねることができる芝居ではないと分かっていたため、大九監督には珍しく２カメ体制で臨むことに。「とにかく一気にしゃべらせたいと思ったので、カットは基本割らずに一連で」と、キャストにとって挑戦的なシーンとなっている。映画前半から雰囲気がガラリと変わり、畳み掛けるように進んでいく後半のシーンに関して、監督も「ここは２人（小西と桜田）の勝負みたいなシーンにしようと」と演出意図を語っている。映画は、4月25日からテアトル新宿ほか全国で公開。