新「スーパーマン」を激励! 歴代日本語吹替キャスト東地宏樹&星野貴紀のコメント公開
2025年3月1日 12:00
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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ、「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のジェームズ・ガンが監督・脚本を務めた映画「スーパーマン」。スーパーマンの誕生日である本日2月29日(3月1日)を祝し、過去に日本語吹替キャストを担当した、東地宏樹(ブランドン・ラウス版)と星野貴紀(ヘンリー・カビル版)による激励コメントが公開された。
1938年、アメリカの出版社DCコミックスにて発行されたコミック「Action Comics #1」で初登場したスーパーヒーロー“スーパーマン”。アメコミ史上最も歴史のあるヒーロー=アメコミヒーローの原点としてこれまで世界中で愛され続け、これまで幾度となく映像化されてきた。
ガン監督が、ピーター・サフランと共に2022年10月にDCスタジオのトップに就任して以降、今後のDCコミックス作品の映像化に対して、世界中のファンからその行方に注目が集まっていた。そして、スーパーヒーローの原点・アイコン的な存在として誰もが名前を知るヒーロー“スーパーマン”のストーリーの長編映画を新生DCユニバースの第1弾の作品として決定した。
普段は大手メディアであるデイリー・プラネット社の新聞記者として平凡に働くクラーク・ケントに扮し正体を隠すスーパーマン(演:デイビッド・コレンスウェット)。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最大の宿敵であり最高の頭脳を持った天才大富豪レックス・ルーサー(演:ニコラス・ホルト)に立ち向かう――。
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東地は、「初めてスーパーマンの吹き替えをさせてもらったのは、「スーパーマン リターンズ」です。小さい頃から見ていたので,クラーク・ケントを自分がやるとは不思議な感覚でした」と当時を振り返り、「その後に日曜洋画劇場で「スーパーマン」、深夜枠で「スーパーマン2」も吹き替えさせていただき、ささきいさおさんで聴き慣れていたものですから、自分がやるなどおこがましなあと、でもそれ以上に名誉なことだと思いました」と、1978年に公開された、クリストファー・リーヴが演じたスーパーマンの吹替についてもコメント。
スーパーマンの歴史に想いを馳せながら、「新作の『スーパーマン」。期待しかありません。映像も進化していますし、早く見たいです!」と期待を寄せ、スーパーマンというキャラクターについては、「スーパーマンは正義の味方のシンボル。とにかく戦争や紛争を解決してもらいたいです」と現代を生きる我々にとっても正義の象徴であると、希望を込めた。
星野は、自身の吹替を振り返りながら、「スーパーマンの吹き替えを担当したことは、私にとって特別な経験でした。 スーパーマンというキャラクターは、単に強いヒーローというだけではなく、“正義の象徴”であり、“希望の象徴”でもあります。その声を担当することには、責任感と使命感を強く感じました」とオファーを受けた時には相当な覚悟があったと告白。
印象に残っているシーンについては、「特に印象に残っているのは、クラーク・ケントとしての葛藤 を表現するシーンです。人間らしさと、ヒーローとしての強さ、その両方をどう表現するかが、一番の挑戦でしたね」と振り返りながら、スーパーマンというキャラクターについては「スーパーマンは圧倒的な力を持っているのに、それを誇示することはなく、“普通の人々と共に生きる” ことを選んでいます。その葛藤や孤独感は、誰しもが感じる“自分の居場所を探す”というテーマに通じるものがあり、演じていてとても共感しました」と語った。
そして今年の夏に公開となる、新「スーパーマン」については、「今夏公開の完全新作には、“現代の価値観に沿ったスーパーマンの在り方” を描いてほしいと思っています。これまでのスーパーマンは、“絶対的な正義”を象徴していましたが、現代の多様化する社会において、“悩み、迷いながらも正義を貫く” という“人間らしいヒーロー像”を見てみたいですね。また、“クラーク・ケントとスーパーマンの狭間での葛藤” をもっと深く描いてほしいです。劇場作品ですと、どうしてもスケールが大きくなってしまうので、強大な力を持ちながら、“人間として生きる苦悩” や “ヒーローとしての責任” をどう折り合いをつけていくのか。 その葛藤を、繊細かつ丁寧に描いてくれることを期待しています」とコメントを寄せている。
最後に、世界や人々にとってスーパーマンはどのような存在であってほしいか?という問いに対しては、「スーパーマンは、“絶対的な正義の象徴” であると同時に、“希望の象徴” であってほしいと思っています。 圧倒的な力を持っていながらも、その力を “人を守るため” に使うという不変の信念を持っています。その姿勢が、世界中の人々に “正義とは何か” を問いかけ、“自分にできることは何か” を考えるきっかけになってほしいと願っています。また、スーパーマンは“変わらない普遍的な価値観” を体現する存在であってほしいと思っています。 時代や社会が変化しても、“正義”や“勇気”“希望”“愛情”といった価値観は不変のはずです。現実には、これらの価値観が曖昧になったり、揺らいだりすることがありますが、そんな時こそ、スーパーマンが人々に“正しいことを貫く勇気”を与えてほしいと思います」と想いを語り、長年紡がれてきたスーパーマンの歴史を新時代のスーパーマンへとつなげた。
ガン監督はDCユニバースの新たな幕開けとなる本作について「この映画はスーパーマン(クラーク・ケント)の人間性を描いています。彼は別の惑星から来たエイリアンであり、スーパーパワフルです。しかし、彼もまた感情やフィーリングを持った人間なんです。毎日目を覚まし、自分にできる最善の選択をして、時には失敗もします。予告編では分からない複雑なキャラクター性に、観客の皆さんは驚くと思います」と語っている。昨年末に披露され、全世界で1日で2億5000万回再生され、ワーナー・ブラザース史上最も視聴された予告編となった超<スーパー>特報でもボロボロに傷ついたスーパーマンの姿がファーストカットで映し出されており、ファンの間では完全無欠と思われていたスーパーマンの共感必至の人間らしさが描かれることに期待が高まっている。
さらにガン監督あは本作のストーリーついて、「もしストーリーの全てが順調に進み、完璧であれば本当に楽観的になり、希望も持てます。ですが、そうなるとあまり中身がなくて、スーパーマンはそれほど強いキャラクターにはなりません。なので、本作は明るい時代の希望となるスーパーマンではなく、非常に困難で暗い時代の希望となるスーパーマンが描かれます。それがこの映画が向き合うことなんです」と語り、新たな“希望の象徴”が困難な時代を生きる人々をどのように照らし出すのか注目が集まる。
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また、Max on U-NEXTでは「スーパーマン / クリストファー・リーヴの生涯」が独占配信中だ。1978年の映画「スーパーマン」に始まり、その後4作品にわたってスーパーマンを演じ続けた、クリストファー・リーヴの生涯に迫ったドキュメンタリー。本年の第78回英国アカデミー賞(BAFTA)で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞し、大きな話題になった本作は、20歳半ばで初代「スーパーマン」映画デビューしたリーブは、その後、合計4作作られた同シリーズでスーパーマン/クラーク・ケントを演じ続けるとともに、「ある日どこかで」「デストラップ・死の罠」「日の名残り」といった数々の作品に出演。しかし1995年、落馬したことで脊髄を損傷し、首から下に重度の麻痺を負う。そんなリーブが生きる意味を再発見し、同じ障害を抱える人たちに勇気と希望を与え続けた様子を映し出した作品となっている。
「スーパーマン」は、2025年に夏全国公開。
(C) & TM DC (C) 2025 WBEI
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