同窓会から尾行してきた男は、若年性認知症を抱えており…ジェシカ・チャステイン主演「あの歌を憶えている」予告
2025年1月9日 11:00

ジェシカ・チャステインが主演、ピーター・サースガードが共演し、“忘れたい記憶を抱え続けている女”と、“忘れたくない記憶を失っていってしまう男”を描く「あの歌を憶えている」の予告編と、海外レビューがお披露目された。映像では、尾行してきた男が若年性認知症だったという、驚きの展開がおさめられている。
本作は、米ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、記憶に翻ろうされる不器用なふたりが出会い、新たな人生と希望を見つけていくヒューマンドラマ。メキシコの俊英ミシェル・フランコ(「或る終焉」「ニューオーダー」)がメガホンをとった。真実を愛で包み込む奥深い視線で、心に傷を抱えた男女が戸惑いながらも寄り添い、過去や人生と向き合う姿を静かに優しく描き出す。
「タミー・フェイの瞳」で第94回アカデミー主演女優賞を受賞したチャステインが、過去と格闘するシングルマザーでソーシャルワーカーのシルヴィア役を務めた。「THE BATMAN ザ・バットマン」のサースガードは、若年性認知症を抱え、わずかに残る遠い記憶を慈しむソールという難役に挑み、第80回ベネチア国際映画祭の最優秀男優賞を獲得。そのほかメリット・ウェバー、ブルック・ティンバー、ジェシカ・ハーパーらが顔をそろえた。全世界で1000万枚以上を売り上げた大ヒット曲であるプロコル・ハルムの「青い影」のエモーショナルな旋律が、登場人物たちの心情を際立たせる。
予告編では、高校の同窓会に出席したシルヴィアが、自身を尾行し、彼女の家の前で寝ていたソールに声をかける。シルヴィアは、尾行してきた理由を問い詰め、「都合が悪いと忘れるの?」と怒りをぶつけるが、「覚えていないんだ」と答えるソール。その後、ソールが若年性の認知症を患っていることを知り、ソールの姪から「叔父を見てもらえたら嬉しい」と頼まれたシルヴィアは、彼と時間を共有するように。しかし、忘れたい過去の傷が癒えないシルヴィアは、深入りすることを恐れ、ソールとの距離を縮めることにためらい続ける。
映像では、「自由を奪われた」と呟くソール、「あの出来事が忘れられない」と心の奥に秘めていた思いを吐露し、涙を流すシルヴィアを活写。やがて記憶に付随する苦しみに囚われたふたりが、互いに支え合うなかで、凍りついた心が少しずつ溶けていくさまが切り取られている。
海外のメディアからは、「記憶が光り輝くシーンを倍増させ、信じられないほどのフィナーレをもたらす。傑作だ」(パリジャン紙)、「紛れもないパワーを持った作品。いまの時代に必要な映画だ」(ル・モンド紙)、「フランコ監督は、優しさと希望とともに素晴らしい驚きを与えてくれた」(テレラマ紙)、「記憶の隙間をなんとかすり抜けていくカップルを描いた美しい愛の映画」(リベラシオン紙)など、絶賛が相次いでいる。ジェイク・ギレンホールもInstagramでハートマークを投稿し、本作への愛を伝えている。
「あの歌を憶えている」は2月21日に、東京の新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で公開。
(C)DONDE QUEMA EL SOL S.A.P.I. DE C.V. 2023
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