ソニー、「スパイダーマン」関連作品の展開を終了へ 「クレイヴン」が最後のスピンオフに
2024年12月17日 17:00

米ソニー・ピクチャーズが、同社が保有するスパイダーマン作品の悪役を主人公としたスピンオフシリーズの展開終了を決定したと、米The Wrapが報じている。
「スパイダーマン」の映画化権を握る同社は、トム・ホランド主演の本編シリーズに加え、トム・ハーディ主演「ヴェノム」をはじめとする悪役主体の独自作品群を展開してきた。だが、12月13日公開の「クレイヴン・ザ・ハンター」が、同スタジオによる最後のスピンオフ作品となる。
ソニーは今後、マーベル・スタジオとのパートナーシップに基づく実写映画「スパイダーマン4」と、アカデミー賞に輝いたアニメーションシリーズ最新作「スパイダーマン ビヨンド・ザ・スパイダーバース」の製作に経営資源を集中する方針だ。米業界大手のエージェントは「今後はスパイダーマン本編に焦点を当てていく」と今回の戦略転換を説明している。
この決定の背景には、「スパイダーマン」のスピンオフ作品の相次ぐ不振がある。2018年の「ヴェノム」は世界興収9億ドルを記録する大ヒットを記録したものの、その後の続編2作は徐々に興収を落とし、原作コミックのファンからも厳しい評価を受けていた。さらに「モービウス」や「マダム・ウェブ」は興行、批評の両面で期待を大きく下回り、SNS上ではバッシングの標的となっている。
一方、テレビドラマはニコラス・ケイジ主演の「スパイダー・ノワール」が優先プロジェクトとして進行中だという。ソニーが再び「スパイダーマン」のスピンオフ作品を再開させる可能性はあるものの、新たなクリエイティブチームの編成が不可欠とみられている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)