竹野内豊主演で伝説の“不沈艦”の勇姿を描く 「雪風 YUKIKAZE」25年8月公開 「気を引き締めて役に挑みました」
2024年12月10日 07:00

竹野内豊が主演する映画「雪風 YUKIKAZE」が、2025年8月に全国公開されることが決定した。竹野内演じる「雪風」の艦長・寺澤一利をとらえたファーストカットと、製作中の本編映像を使用した超特報(https://youtu.be/lR4_1PFzxfs)が披露された。
本作は、太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を背景に、懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を壮大なスケールで描くヒューマン・ドラマ。タイトルの「雪風」は、太平洋戦争中に実在した一隻の駆逐艦(くちくかん)の名から付けられた。
(C)2025 Yukikaze Partners.「大和」や「武蔵」といった戦艦などに比べると、遥かに小型で軽量、高速で小回りの効く駆逐艦は、艦隊の前線に躍り出て魚雷戦を仕掛け、戦いの先陣を切るのが本来の役目。しかし、太平洋戦争では、その機動性ゆえに戦闘及び艦隊護衛に加え、兵員や物資の輸送、上陸支援、沈没艦船の乗員救助などに駆り出され、「海軍一の働きもの」「海の何でも屋」として、数々の過酷な戦場で活躍、そして消耗し、次々と海に沈んでいった。
主力だった甲型駆逐艦38隻のうち、激戦を生き抜き、沈むことなくほぼ無傷で終戦を迎えたのは、「雪風」ただ一隻。その戦いの中でこの艦は、敵の攻撃で海に投げ出された他艦の兵士たちを、時には敵味方関係なく救い続けた。
さらに、戦後は「復員船」として航海を繰り返し、外地に取り残された人々、約13000名を日本に送り返した。200名強の乗員が、一度にその二倍三倍もの人々を救い、故郷に戻し続けた“縁の下の力持ち”の「雪風」は、その後も賠償艦として、連合国側に引き渡され、再び駆逐艦としての役割を果たした。大阪万国博覧会が開かれた1970年。日本の戦後復興を見届けるように、その姿は異国の海に消えていった。
本作は、アメリカを始めとする戦勝国からも讃えられた伝説の“不沈艦”「雪風」の勇姿を、史実に基づいたフィクションとして甦らせる。脚本は「真夏のオリオン」「空母いぶき」の長谷川康夫が手掛け、「あしたの私のつくり方」「蛇にピアス」などで助監督を務めた山田敏久監督がメガホンをとった。
竹野内が演じる「雪風」の艦長・寺澤一利は、様々な資料を基に生み出されたオリジナルキャラクター。寺澤は絶えず冷静に指示を下し、時には型破りな判断で激戦をくぐり抜けてみせるリーダーシップと、武士道を信念に携えた人物。竹野内は「戦争を経験していない自分が史実に基づく人物を演じることは、様々な不安もありましたが、気を引き締めて役に挑みました」と語り、「この映画が一人ひとり、少しでも多くの皆様方の心に届き、考えるきっかけになれば幸いです」とコメントを寄せた。
映画「雪風 YUKIKAZE」は24年5~6月に撮影を終え、現在はポストプロダクション中。竹野内のコメント全文は以下の通り。
この映画が一人ひとり、少しでも多くの皆様方の心に届き、考えるきっかけになれば幸いです。
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