米倉涼子「劇場版ドクターX」完成披露で“笑顔”満開!「ファイナルって言っちゃってる」とさみしさも
2024年11月19日 21:05
俳優の米倉涼子が11月19日、都内で行われた主演作「劇場版ドクターX」の完成披露試写会に、共演する田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾、遠藤憲一、脚本の中園ミホ、田村直己監督とともに出席した。
2012年10月からテレビ朝日系列で7シリーズに渡って放送された米倉涼子主演の医療ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のシリーズ完結編となる劇場版。“失敗しないハケンの外科医”大門未知子の壮絶な半生が描かれ、これまでのドラマシリーズでも幾多の危機を乗り越えてきた彼女が史上最悪の危機に挑む。
先月末、第37回東京国際映画祭の「ウィメンズ・エンパワーメント」部門で特別上映された際には、死去した蛭間重勝役の西田敏行さんをしのび、涙を見せる場面もあった米倉。この日は12年の歳月をともに歩んだチーム、そして新キャストが勢ぞろいし「前回(10月8日)の完成報告会見には、西田さんもいたんですけど……。映画祭では私の“泣き泣き”事件もあって、今日こうやって久しぶりにみんなと会えて、すごくうれしいです」と終始の笑顔を咲かせた。
本作の撮影については「体調が万全ではなかった」としながらも、「ワンシーン、ワンシーンを噛みしめるように、その場その場、一瞬一瞬を未知子として噛みしめていた」としみじみ。「それが形になって、皆さんにお披露目できる日がいよいよやって来て……、『あぁ、私、ファイナルって言っちゃってる』という感覚が押し寄せている」と複雑な心境も明かした。
この日を皮切りに、本作のプロモーションが本格的に始動。米倉は「私たちが12年間積み上げてきた思いを、最後の『ドクターX』に詰め込みました。そして、綾野剛くんも出てくれるんですよね。新しい仲間たちも応援し参加してくださった、思いがこみ上げる作品に仕上がっているので、ぜひ楽しんでください」と熱っぽくアピールした。
シリーズに初参加する染谷は「ものすごく驚きました。まさか自分が『ドクターX』の世界に入り込むなんて、想像もしていなかった」とオファーを回想。「驚きとうれしさで緊張して、ドキドキで初日を迎えたが、もう米倉さんは普通に大門先生でいらっしゃっていて。米倉さんをはじめ、皆さんが僕を宿敵にしてくださった」と現場の深い絆に感謝していた。
また、新たにチームの仲間入りを果たした西畑は、「父が『ドクターX』の大ファンで、めちゃくちゃ喜んでくれて、めっちゃ親孝行できたという気持ちになれた」とこちらも喜びの声。「皆さんが気さくに『なんて呼ばれているの?』と聞いてくださったので、『大ちゃんって呼ばれています』と答えたら、米倉さんや内田さんが大ちゃんと言ってくださって。その大ちゃんが、人生で一番うれしかった」と声を弾ませた。
当の米倉は、染谷と西畑について「染谷さんは、もう存在感がすごいというか。このオーラ、皆さんも分かりますよね?」「大ちゃんは目が透き通り過ぎていて、ぶっ倒れそうになりました」と初共演を振り返っていた。
「劇場版ドクターX」は、12月6日全国公開。完成披露試写会に出席したキャストと役どころは以下の通り。
大学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩く孤高のフリーランスの外科医。劇場版では、壮絶な半生が描かれ、“失敗しないハケンの外科医”誕生秘話が明らかになる。
海外修行を終え、地方医療の現状を目の当たりにし、医療インフルエンサーに転身する。未知子に再会し、医師に戻ることを決意する。
麻酔科医でシングルマザー。未知子と出会いフリーに転身し、現在は神原名医紹介所に所属。未知子とは公私ともに信頼関係を築いている。
幼い弟たちを養うため、青森の実家に仕送りをしている。看護師として真摯に、さらなる高みを目指す、頑張り屋の女性。
群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む「腹腔鏡の魔術師」。未知子を疫病神扱いしている。
未知子の手術に協力したせいで地方の分院へ転勤。上の人間に頭が上がらない半面、患者の心に寄り添う医療を目指す温かい男でもある。
神津比呂人は、使えない医者はバッサリと切り捨てるサイコパスな東帝大学病院の新院長。双子の弟・神津多可人は、医療機器メーカーのCEOで車椅子生活を強いられている。※劇場版で初登場。
映画の舞台となる東帝大学病院に配属となる研修医。優秀だが自信過剰で、医師としての腕前はまだ半人前だが、“御意”一択の組織の文化には戸惑っている。※11月30日放送の「ドクターY 外科医・加地秀樹」で初登場。
蛭間元院長に対して常に「御意!」と絶対服従。しかし、真摯に病気と向き合う未知子に、土壇場で共感してしまい、策略を台無しにしてしまうことも。
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